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84 海常高校5 黄瀬side ページ17

どこらへん、か。




「どこなんスかね…?


オレも正直よくわかんないんスけど、なんか惹かれるんスよね。


例えば言動とか、仕草とか、笑顔とか、



もしかしたら全部かもしんないっス」







あの子のときどき見せる凛とした言葉と顔。

ところどころに溢れる育ちの良さそうな仕草。

いつでも絶やすことのない明るい笑顔。

あの子を見ていると元気になれる。

あの子を見ていると鼓動が速くなる。




「はっ!青春ですね〜」




バカにしたような顔で笠松先輩が言った。




「これでもオレは大真面目なんスよ!?」



「あ〜はいはい。わかりましたよ…」




絶対わかってない。



「まあ…あれだ」




なんだ?









「ウジウジウジウジ考えているよりも行動すればいいだろ?お前頭で考えるほど頭よくねぇし」









……………確かに。




「そうかもしんないスね。


ありがとうございます笠松先輩」




「キメェ」



ゲシッ




「痛いっスよ〜」






本日二度目、

オレは笠松先輩に暴言を吐かれながら蹴られた。



「謝られる筋合いなんてねぇよ…


お前がバスケにこの頃集中してねぇからアドバイスをしてやっただけだ。


勘違いすんなよ。…あと、困ったことあったら少しぐらいは相談しろ。



力になってやるぐらいはオレにも出来るから」






「…ありがとうございます」


もう一度オレは笠松先輩に対して言った。





やっぱりオレは海常に入ってよかった。




こんなにもいい先輩がいてオレを支えてくれるんだから。









あのあと笠松先輩達と別れ帰路に着く。









明日、Aっちに会いに行こうかなぁ。





そう、考えながら。

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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/  
作成日時:2014年3月24日 21時

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