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69 昔の恋愛 ページ2

私が中学生のとき、



「好きです。付き合ってくださいっ!」




「ああ、いいけど…」




私にだって本気で好きになった人はいた



その人はいつも私に話し掛けてくれて、

家のこととか関係なく優しく接してくれて、


それで好きになった。



今となっては単純だったのかもしれない。



でも、ただ一緒にいるだけで胸がいっぱいになった。


話していると緊張して言いたいことが上手に言えなかった。


『ああ、これが恋なんだな』


ということに気付くまで時間はかからなかった。



だから、付き合ってくれたことがとても嬉しかったし信じられなかった。





今の幸せを大切に壊さないように頑張った。



でも、付き合い出して2ヵ月後私はあっけなくフラれた。




その理由は私を忘れられない子の代わりと思っていたから。


そしてその子が付き合ってくれるから。




そのときは涙なんて出てこなかった。



普通は泣くはずなのにね。





でもね、不思議と涙が一滴も出てこないの。




悲しいとか悔しいとか以前に分からなかった。





私は何だったの?




私はあなたの忘れるためだけの道具ですか?




恋をして、喜んで、頑張ってたのは私だけ?





そんなことがあったせいか私は恋に対して人一倍臆病なのだ。



いつも、


『恋に恋しているだけで、現実をもっと見なきゃ』



なんて言い訳を繰り返す。









そして、今回もまた



『恋に恋しているだけで黄瀬君を好きなワケではないんだ』






なんて布団の中で自分にウソをついていた。

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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/  
作成日時:2014年3月24日 21時

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