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story190 ページ42

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「ほんと、素敵な毎日が待ってそう」


「そう思ってくれたんだな」


「うん。前の私の時から思ってた」


「…はっ、嬉し過ぎんだろ…」


「ふふふ」


「もう、好きまじで」


「家に帰って来て真緒にギュッてされたら、1日頑張ったって思えそう」


「Aが居るなら仕事サボってでも家に帰りそうだなぁ」


「それはダメでしょ?」


「そうか?ははっ」


「嬉しいけどね」


「うん」




真緒が私の顔をじっと見る態勢になる。




「真緒?」


「…」




真緒の手が私の頬をそっと撫で始める。




「俺も大人になったつもりだったんだけどな…全然ダメだ」


「そんな事ないよ。真緒は立派な大人だよ」


「立派な大人が、20歳の女の子にキス求めてるとしたら…?」


「!」


「ふふ、俺もまだまだガキだな」


「…」


「なぁ、してもいいか」


「っと…」


「軽く、1回だけで十分だから」


「真緒…」


「俺も決心つきそうなんだ」


「え?」


「後押ししてくれないかな」


「…っ、」


「…はは、無理か「ちょっとなら…」!」


「私も、真緒にありがとうの気持ち、残ってるから…」


「良いのか?」


「…うん。今の私は誰のものでもないから」


「…そっか」




真緒の顔が近くなる。
ついつい身構えてしまう私に、




「大丈夫、怖くないから」




って声を掛けてくれる。


本当に素敵な人だな…真緒。




「ん」


「…」




軽く触れている唇。
すると真緒の手が私の後頭部に置かれた。




「んんっ」


「ごめ、やっぱ抑えらんない」




唇の隙間から真緒が一気に攻め込んできた。
激しいリップ音が響く。




「んまっ、お…うっ」


「可愛い。はぁ…」




しばらくそれは続いた。





***

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ロキ(プロフ) - Rio@レオぴの虜さん» コメントありがとうございます!シリーズ多くて読むの大変だと思いますが、是非これからも読んでもらえると嬉しいですっ(;ω;)頑張りますね!! (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!好きになっていただけて良かったです!!頑張らせていただきますねっ!!!((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蓮華さん» コメントありがとうございます!最初の作品から読んでいただけてるなんて本当に嬉しいです((>ω<。)))蓮華さんや皆さんの期待に応えられるようにこれからも頑張りたいと思いますっ。引き続き愛読よろしくお願いします!! (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
Rio@レオぴの虜 - ホンマにロキさんのこのシリーズ最高ですっ!めっちゃ泣けるし話の内容もとってもいいですっ!これからも更新頑張ってください♪ (2017年1月25日 17時) (レス) id: ab48ffeaa4 (このIDを非表示/違反報告)
リン - このシリーズ作で何回泣いたことか、、、。大好きです!応援してます!これからも楽しみにしてます! (2017年1月17日 22時) (レス) id: 71503843a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロキ | 作成日時:2016年12月30日 0時

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