喜んで-Twenty-third‐《あんスタ》

story179 ページ31

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悪い出来事は更に酷い展開へと
足を運んでいった。




「…」




注文した料理が届き、
早速食べようとしたら…




「衣更くん衣更くん！Aにあーんして！！」


「良いですよ」


「…」




母の暴走が止まらない。
真緒もちゃっかり楽しんでるし。




「…」




空いていた側の席には凛月が座ってて
じっと睨むようにこっちを見つめている。




「自分で食べれる…」


「私が見たいのっ」


「Aほら」


「はぁもう…」




仕方なく口元に添えられた野菜を食べる。




「いぇい、動画に撮ったよ！」


「意味わかんない」


「あははっ」




傍には私を好きな人
隣の席には私が好きな人




「…」


「…」




凛月にヘルプの視線を送るが、
困った顔で返される。




「うちの娘可愛いー！」


「うるさいよお母さん」


「いいじゃん」


「他のお客さんに迷惑かかるから」


「えー…」


「あと、私は可愛くない」


「ま、ガサツなところは可愛くないね」


「ガサツが可愛いって言う人なかなか居ないけどね」


「それもそっか！」


「はぁ…」




もうこれ以上のカオスだと
私がパンクする…




「凛月さ〜ん、お待たせしました！」


「…」




いやもう帰りたい(白目)






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