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story170 ページ22

***





「それじゃお父さん行ってくるねー!」


「行ってきます」


「ふふふ、楽しんでおいで」




午前10時頃。
お父さんに挨拶してから家を出た。




「さ、乗って」


「うん」




母の運転で目的地まで行く。




「ね、髪乱れてないよね?」


「大丈夫大丈夫」




母の髪は外人風の巻き&ラフ感を出した。
気に入ったみたいで
何度も鏡の前をウロチョロしてた。


私は巻いた髪の上位の部分だけを
緩くツインにした。
下ろしてる髪と結んでる髪が
良い具合に混ざりあった。




「じゃ、しゅっぱーつ!」


「うん」




それに今日は親子でカラコンも入れたし、
化粧も韓国コスメをフル活用した。


これプリ絶対盛れるやろー!!
って具合にね。




「Aってさ」


「うん」


「童顔だよね」


「…突然なんぞや」


「いや、顔のパーツは私似なのに何か童顔だなーって」


「…そんなに?」


「うん。あ、これもお父さん似かな」


「んあー、そーかも。お父さん結構可愛い感じの顔だもんね」


「そうそう、腹立つ」


「え!?」


「それで1回喧嘩したの」


「どんな風に?」


「どっちが可愛いかって」


「お母さんでしょ」


「当時のお父さんがこれまた可愛い顔してたの!あー、思い出すだけで腹立つ」


「なるほどね…」


「まぁ最終的には私が勝ったけどね!」


「勝たなかったら女として危なかったね…」


「うん。でもお父さんの唇はマジでムカつくけど可愛い」


「唇?」


「そそ。あの人何気女子力高いからリップとかするのね?その時の唇ったら、もう…」


「もう?」


「えぐり取って自分のにしたい」


「ぶふっ」


「アレだけには勝てないな」


「ふーん」


「Aも若干お父さん寄りの唇なんだよねぇ…ちっ」


「うふふ」


「今度唇もげるくらいキスしてやるあのヤロー覚えとけ!!」


「返り討ちでしょ」


「その時はその時で楽しみまっす♪」


「くっそ…!!」





***

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ロキ(プロフ) - Rio@レオぴの虜さん» コメントありがとうございます!シリーズ多くて読むの大変だと思いますが、是非これからも読んでもらえると嬉しいですっ(;ω;)頑張りますね!! (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!好きになっていただけて良かったです!!頑張らせていただきますねっ!!!((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蓮華さん» コメントありがとうございます!最初の作品から読んでいただけてるなんて本当に嬉しいです((>ω<。)))蓮華さんや皆さんの期待に応えられるようにこれからも頑張りたいと思いますっ。引き続き愛読よろしくお願いします!! (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
Rio@レオぴの虜 - ホンマにロキさんのこのシリーズ最高ですっ!めっちゃ泣けるし話の内容もとってもいいですっ!これからも更新頑張ってください♪ (2017年1月25日 17時) (レス) id: ab48ffeaa4 (このIDを非表示/違反報告)
リン - このシリーズ作で何回泣いたことか、、、。大好きです!応援してます!これからも楽しみにしてます! (2017年1月17日 22時) (レス) id: 71503843a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロキ | 作成日時:2016年12月30日 0時

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