story99 ページ50
***
「ん、っ…」
「…ふふ」
真緒とのソレはもう30分は続いただろう。
服は乱れ、両手首は縛られている事で
感覚が無くなり始めていた。
「っ…」
「大分慣れてきただろ？」
「…」
「困ってる顔も可愛いとか…」
「り…」
「凛月は来ねぇよ」
「んっ、ああ！」
思いっきり耳噛まれた。
今の発言にイラついたんだろう。
「はぁ…」
「…」
泣きたくなってきた。
真緒をこんなにさせてる自分に。
「ごめ、ん…」
「は？」
「真緒…」
「…その顔やば」
「へ…」
「めっちゃキスしたくなった」
「っ」
「こっち来てキスした？」
「…いっかい」
「凛月だな」
「うん」
「はぁー…イラつくな」
「んっ！」
「全部かき消すから」
「ま、んんっ」
「ﾊｧ…」
強引なまでにキスされる。
背中に回された手から力強さを感じた。
「はっ、あ…」
「…ふふっ」
肩を必死に押して遠ざけようとするも、
真緒の本気には勝てなかった。
「う、…」
「…なぁ」
「…」
「凛月何か止めろよ。また不幸になるの分かってんだろ」
「…やだ」
「なんでだよ」
「…もん」
「なに？」
「だって、だって好きなんだもん…」
「…」
「凛月が、凛月…はぁっ…」
「…可哀想すぎる」
「…」
「報われないって分かれよいい加減」
「私…」
「わがまま」
「！！」
「それ、わがままだからな」
「っ…」
「前のAの方が大人だった」
「…」
「凛月の幸せを第1に考えてた」
「…じゃあ、私が居たら…凛月幸せじゃなくなるの？」
「そう考えるのが妥当だろ。ユンだっていい気分じゃねぇだろ」
「…なにそれ…」
「？」
「私の時はよくて…ユンちゃんや凛月の時はダメとか…意味わかんないよ馬鹿！！！！」
「！？」
「みんな馬鹿なんじゃないの！！！みんな、みんな分かったフリしないでよ！！最低ッ！！」
「お、おいA…」
「私なんて、死んでた方が良かったんでしょどうせ…」
「はぁ？」
「あーそう。みんなそう思ってる。…ほんと馬鹿」
「なぁ」
「いい。私みんなの幸せ壊すから。真緒が壊すみたいに、私も壊すから」
「っ！」
「だから、私にもう関わらないで…」
「待てよ！」
「ハッキリ言って。真緒の目には今の私なんか映ってないよね」
「え…」
「みんなが求めてるのは前の私…」
***
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ちび - 最高です！ 続きが楽しみです！頑張って下さい (2016年11月20日 16時) (
レス) id: b57152f228 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ロキさん» 応援してます！この小説が好きすぎて気づけばテスト週間の日まで見てました 笑 そのくらい大好きです！ (2016年11月15日 16時) (レス) id: d50daacee5 (このIDを非表示/違反報告)
白玉だんご(プロフ) - 凛月と主人公ちゃんがどうなってくのかとっても気になっちゃいます(´・ω・｀)更新楽しみに待ってます！ (2016年11月15日 6時) (レス) id: ba60e0b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - ロキさん» 今回もとても素晴らしいです……！更新頑張ってください！応援してます！ロキさんの作品大好きです(´；ω；｀) (2016年11月14日 22時) (レス) id: 8ee7cf5d7a (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！！ (2016年11月14日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年11月9日 19時
