story903 ページ8
***
「っ」
どうしよう、
夜になっても凛音が帰って来ない。
「お母さん…りーちゃん来ない」
「うん…どこ行ったのかな…」
「私、探してくる！」
「だめっ！夜は危ないから…」
「んー…」
「凛音…」
お願いだから無事でいて…
「お母さん…」
「…」
不安に押し潰されそうになっていた時、
病室のドアがゆっくり開いた。
「！」
「あっ！りーちゃん！！」
「…」
顔を伏せた凛音が帰ってきた。
微妙に震えているのが分かる。
「凛音…？」
「…」
「りーちゃん？」
「まま…」
「ん？」
「僕、アイツ嫌い…大嫌い…！！」
「えっ、凛音？アイツって…」
「？」
凛音がドアの前で暴れ始めた。
「り、凛音落ち着いて！！」
「嫌い嫌い嫌い嫌い！！！アイツなんて死んじゃえば良いのに！！」
「りーちゃん！？」
「っ…」
「あああああ！！」
暴れ狂う凛音がドアにぶつかった時、
勢いよくドアが開いた。
「っ！」
「あ…」
「！！なんで来るんだよバカ！！！帰れ！お前なんかがままの近くに寄ら「うっさい」はぁ！？」
「なんで、来たの…」
「…」
「そのバカがうるさかったから連れてきたの。自分の子供の管理くらいしっかりしなよ」
「…ごめんありがとう」
「まま！そんな奴に謝んないでよ！！！」
「そんな奴って、仮にもお前の親父なんだけど俺ー」
「ふん、僕にはまましか居ないね！まましか居らないし！！！今更親ぶんな！！」
「り、りーちゃん…」
「はいはい、糞ガキ黙れ〜。Aに用があるんだからお前ら部屋から出てってー」
「やだ！そうやってまたままの事虐めるんだ！！！絶対に許さないからなっ！！」
「そんな子供みたいな事しないし〜。それにもう俺じゃない人に散々虐められて来たみたいだからねぇ。これ以上虐めたら可哀想じゃん」
「思ってない事ばっか！！嘘つきじじい！」
「…口悪っ。良いから出てけガキ」
「凛音、休憩所で待ってて？」
「っ…まま、でも！！」
「大丈夫。ね？」
「りーちゃん行こう…」
「…ままに何かしたら、アンタの子僕が虐めるからな！！！」
凛音はそう吐き捨てると
姫海の手を取り部屋を出ていった。
「はぁ…ごめん凛月」
「ホンット…俺そっくりでウザい…」
「！」
***
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ロキ(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます！なんか申し訳ないです(′;ω;｀)でも気に入って下さって嬉しい気持ちが勝ってます！！*\(^o^)/* (2016年10月16日 22時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！バッドエンドも一つの手ですよねっ！視野に入れときたいと思います！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 心愛さん» レスありがとうございます！いやほんと、ここまで来るとは思ってなかったんですけど、やるからには最後まで頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ち〜ぃさん» コメントありがとうございます！なるべく更新スピード遅くならないように頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - レイさん» 2回もコメントありがとうございます！レイさんの興奮抑えられなくなるまでの作品書けるようにもっと頑張ります(←) (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年9月10日 23時
