喜んで-seventh-《あんスタ》

story315 ページ18

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「おい、生きてるかー？」


「はっ」




そのまま食事もまともにとらず、
ずっと次の日まで考え込んでいると…


先輩がやってきた。




「先輩…」


「なんだよ、またやつれてんじゃねぇか」


「はは…」




先輩は私服で登場した。相変わらずオシャレ。




「病院から連絡貰った時は焦ったわ」


「すいません…」


「いいって、気にすんな」




先輩は私の顔を覗き込んだり、
髪を触ってきたりした。




「だ、だめです。汚いので…」


「そーゆーの気にしない。あーあ、隈できてんじゃん」


「か、考えごとしてて」


「なに考えてたの？ん？」


「…これからの事です」


「教えろよ」


「…いや、その…凛月に手術して治さない限り、凛音返さないって言われて…」


「うんうん」


「でも、手術しようにも私そんなお金ないし、借金しながら凛音の面倒なんてみれないし…」


「なるほどな…」


「それができないなら…死ぬのもダメで、一生このまんまって…」


「とんでもない状況だな」


「だから…悩んで…でも、凛音を危うく死なせてしまった事への罪悪感も抜けないまま…」


「そっか。不安だよな」


「ホント、どうしていいかっ、分かんないです…」




ポロポロと涙が出てくる。
先輩は困った顔で私を見る。




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