人間の君と喰種の私２【文豪ストレイドッグス×東京喰種】

５２話 ページ6

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『この子を匿ってあげて下さい』ﾍﾟｺﾘ







私は今武装探偵社にいる


そしてアリスちゃんを此処で匿って貰うようにお願いしているところだ







太「匿ってあげてもいいけど、ポートマフィアだからね。レオカさんも匿うとなるとな〜」





『私の事は匿わらなくていいです』





太「…」







そう言うと太宰さんの目つきは突然変わった







太「まさかだけど、戦うつもりかい？」





『…っはい。匿うのはアリスちゃんだけで大丈夫です。私はマフィアと戦います』





太「レオカさんそれは無駄だ。死ぬだけだよ」








太宰さんの言いたいことはわかる


けど、私は戦う


多分、ポートマフィアには私の正体がもうバレたはず


軍警にも私は指名手配としてされており、ポートマフィアにも武装探偵社にも私のことを殺すように指示が出ている






『貴方は私の正体を知ったんですね？』




太「嗚呼。君が例の人喰いだろう？」




『はい。やっぱり太宰さんには隠せませんね』ﾆｺｯ




太「…レオカさん、私達武装探偵社とも本気で戦うんだね？」





『もちろん。私にはもう戻る場所はありませんから』







中原さんには正直申し訳ないと思っていた


けど、そんな事思っても今更遅い







『武装探偵社とポートマフィアには私の事を殺すように軍警から指示が出ているはずです』



太「…」



『もし、次に会ったら私は貴方達を敵と見なします』



太「…ｯ」



『私は人間ではありません』






そう


私は人間じゃない


この世界の人と違うの


だから、正体がバレた以上私は心を消す


「人間」としてではなくて「喰種」としてこの世界でも生きていく


共喰いも終わり


これからは人を殺す









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『喰種です』

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