バスケ ページ9
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なんでそうなった?
いやまじで。
……なんで??
『何を言うてんの?』
灰崎「そーゆー事だろ?」
『どーゆー事だよ』
橙野さんが、他と違って苗字呼びやねって言っただけやん??
なんでそれがウチが名前で呼ばれたいってことになんねん。
何これ?コレウチがおかしいん?
周り見て見、なんやこいつ……みたいな目で見られとるやん。
辞めてや、悪女化計画失敗目前やん。
乱舞「なあ舞白〜いつものやんね……ぁ、やべ。」
遠くから走りながら駆け寄ってきてウチに声かける乱舞。
けど途中で止まってから言葉を詰まらせた。
この光景見ちゃってんね。
分かる、バリ気まずい。
あと普通にキセキの世代が集まってんのが威圧感ある。
でもこれチャンスちゃう?
弁当も食べ終わったし、このチャンスに乗るっきゃねぇ!!
『やる!先行っといて!』
ウチは灰崎の腕をどかして立ち上がって弁当箱を直しに行った。
灰崎とか、桃井ちゃんとかなんか言うとるけどウチには関係ない!!
あの気まずい空間はもう嫌や!!
先程まで練習していた体育館に戻り、乱舞がドリブルしていた所に、ディフェンスに着いた。
乱舞「あれさ、野球投げのやつ、なんか名前付けん?」
『名前?』
乱舞「ダサいじゃん今のままじゃ」
確かに。
乱舞がドリブルして右にターンしてウチを避けシュートモーションに入る。
それをウチは早めに読んで1歩遅れつつもディフェンスに入った。
乱舞はバックチップでチェンジして、2歩下がって野球投げのフォームを取った。
利き手の右腕を引いて左手を伸ばして相手との距離を取る。
左脚を踏み込んで力を入れる……ところに先に踏み入って体制を崩させた。
乱舞「うおっ……」
『甘いっての!』バチンッ
右手のボールを弾き飛ばしてゴールを防ぐ。
次はウチが攻めて乱舞がディフェンス。
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初心者です! - 更新頑張ってください!めっちゃ面白いです! (12月31日 19時) (レス) @page20 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2023年3月30日 0時