“池袋”と“新宿”を敵に回した者は最凶最悪の儚い少女でした。 (ページ38)

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STORYNo.38 ページ38

『主…相変わらず綺麗…主人…変わらない』

私はずっと主と主人を見ている。
久しぶりに会ったから…見ていたいだけ。

情報屋さん…私を待ってる？じゃあ、早くしないと。

私は主と主人に『また来ます』と伝え、情報屋さんの元へ行った。

『おまたせ…しまし…はぁーはぁー…』
折原「息切れ⁉︎なんで⁉︎たかだか20Mだよ？」
『ごめんなさい((シュン…』

私と凶華は中身が変わると体内の性質が正反対に変わる。

凶華は体力があって、私には無い。
だから、凶華は楽しそうに遊べる

凶華は胃が大きくて、私は小さい
だから、凶華は美味しい物をいっぱい食べれる

…少しだけ凶華が羨ましいな。

情報屋さんは私の息が整うまで待っててくれた

良い人だ…！

人の少ない道を歩く。

折原「ん～、今ちょうどお昼なんだよね…でも…」
『あ、私…ご飯要らないです…』
折原「え？」
『お腹…減らないので』

半分嘘。でも、おにぎり半分でお腹いっぱい。

折原「じゃあ、いい店知ってるから行k「ノミ蟲ィィイイイイ‼︎」あ…やば」

声の方を見ると、何故か標識を持った人が凄い勢いで走って来てますよ⁉︎

…凶華が言ってた、“喧嘩機さん”？

折原「うわ…儚叶、先に行って！」
『え？で、でもっ…！』

私は情報屋さんに押されたが、なんとか持ち堪える。

凶華みたいな…力が

『私っ…凶華と同じ事してみたい、です！』

どんどん近く喧嘩機さん。

静雄「ノミ蟲！…あ"？アカ蟲もいんのか…」

アカ蟲…これは私の事だろう。

折原「なっ…⁉︎儚叶！早く逃げっ」
静雄「凶華だろ？ノミ蟲ィィイイ！」

喧嘩機さんが標識を情報屋さんに振り下ろす。

『やだっ…！』

“俺”は走った。

折原「ーーーえ？」

『いざ、や！』

“私”は情報屋さんを庇って

ーガッッ‼︎

標識の餌食になった。