二人の奇跡はクロスした【d！】【tn】 (ページ3)

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HRが終わって放課後に成った途端、私達の教室の扉が勢い良く開いた

多分来るだろうなとは思ったけども…

シャオ「焔A!」

自分のクラス…ましてや、一つ下の学年のクラスに平気でｽﾞｶｽﾞｶと入って私の席の所まで来た

A「今日は無理。バイト」

シャオ「知っとるわボケｪおまえ…おまえ今日俺置いてったやろ!?」

彼は一つ歳上の幼馴染のシャオ
煽り癖があって結構なツンデレ

A「スマホでモーニングコールしたよ?あれで起きなかったそっちが悪い」

シャオ「ちゃんと起こせよｫ〜!」

A「知〜らないじゃ、またね?」

シャオ「あ、おい!」

私の机で項垂れるシャオを置いてさっさとバイトへ向かった

夜6:00までのバイトが終わって帰り支度を済ませると

ショ「A、マジですまん今日は無理やった」

A「大丈夫!丁度、今日は一人の気分だったから」

彼は私のクラスメイトで同じバイト仲間
何故か私がバイトに入った初日からずっと私を自宅まで送り届けてくれる

ショ「シャオさんにも連絡…」

A「きっと今頃、古典の課題で詰まってるから大丈夫」

ショ「あー、確か期限が明日までってシャオさんが昼間ボヤいてたヤツの」

A「うん、多分ソレ何かあったら直ぐ電話するし…ね?」

ショ「はぁ…ま、良えわじゃあの」

A「うん、またね」

心地良い夜風の中、私は家に向う