私の幼なじみが甘えん坊すぎる件について。

27【サスケside】 ページ29

「･･････」


自分の腹にブランケットが掛けられていた。
･･･Aか？


『あ、起きたの？もうご飯できたよ』

「･･･ああ」

『ふふ、まだ寝ぼけてる？･･･もうちょっと寝る？』

「起きる･･･オレは赤ちゃんとは違うぞ」

『あはは、ごめんごめん』


起きたのはいいが･･･どうやら夜まで寝ていたようだ。
空には月が出ていた。


『今日はよく寝てたわね･･･昨日の疲れが出たのかしら』

「そうかもな･･･ん･･････」

『納豆も食べてね』

「･･････」

『･･･睨んでても納豆は無くならないよ』

「･･････分かってる」


しぶしぶ納豆に口をつける。


「う･･･まずい･･････」

『ふふ、頑張って食べてね』

「･･････」


もう無になって食べるしかない･･･そう思って心を無にして箸を進める。
箸を止めた時には納豆以外も食べ終えていた。


『食べ終わったのね･･･えらいえらい』

「･･････」


撫でられるのは嫌ではない
子供扱いが嫌なだけだ


『よ、サスケ･･･食器運ぶの手伝って』

「ああ」


食器を洗い終わり、ゆっくりすることにした。


「･･･A」

『ん？･･･と、もう･･･なによ･･･急に抱きしめて･･･』

「･･･なんでもない」

『そ』


Aの体温･･･安心する･･････


『っん･･･くすぐったいよ･･････』

「･･････」


Aの首あたりに鼻先をくっつける。
･･････Aの匂い･･･


『もう･･････』


優しく俺の頭を撫でる。
･･･Aはいつもオレを甘やかしてくれる。
少しくっつくだけでAは答えるように甘やかす。


『わっ･･･もう急に持ち上げないでよ』

「･･･すまん」


Aの体を持ち上げ自分の足の間に座らせる。
うん、こっちの方が抱きしめやすいな


「･･････」

『な、に？･･･ちょっと･･････やっ･･･』


Aの腹を触りなが耳を噛む。


『もう･･･！腹の脂肪掴むな･･･！！』

「･･･すまん、触りやすかったから･･････」


耳を噛んでることは気にしてないようだ。
いや、少しは気にしろ


『･･････』


凄い睨まれてる･･･

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