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「な、なんだってばよ・・・サスケ、顔怖いぞ?」

『サスケ?』


サスケの目にはナルトがきっちりと写っていた。
その目はナルトを睨んで離さない。


「ほ、ほんとになんだよ・・・サスケ」

「・・・・・・いや、なんでもない。A、行くぞ」

『あ、ちょっと・・・サスケ!!』


そのままサスケは私の手首を握り歩いていく。


「あ、またな!A!」

『う、うん。またね!』


離れていくナルトに手を振る。
サスケはそれも気にせず歩き続ける。
・・・なんか怒ってる?


『さ、サスケ?どうしたの?』

「・・・なんでもない」

『なんでもないことないでしょ?』

「・・・・・・」


そのまま引かれて着いたのはサスケの家。


『ねえ、サスケ?』


やっと手首から離してくれた。
ただサスケは俯いていた。


『サスケ?・・・っ!!!』

「A・・・・・・」


サスケに肩を捕まれ壁に押さえ付けられた。


『っ、い、たいよ・・・サスケ・・・・・・なに、怒ってるの?』

「・・・・・・ナルト」

『な、ナルト?それがどうしたの?』

「・・・A・・・・・・ナルトと2人っきりで居ただろ」

『居たけど・・・それが何?』


サスケの目が私を捕らえた。
その時、私の体が蛇に締め付けられるような感覚に陥った。


『さ、すけ・・・』


サスケの目が真っ赤に光る。写輪眼だ。


「・・・・・・A・・・」


サスケは辛そうに私の名を呼ぶ。


「Aは・・・オレの事嫌いじゃないよな・・・?」

『嫌いじゃ、ないよ・・・・・・』

「じゃあ・・・好きか?」

『うん、す、きだよ』


サスケの目が、写輪眼が怖くてうまく声が出ない。
・・・こんなサスケ・・・・・・初めて・・・こんなに怖いって思ったの・・・。


「A・・・・・・」


サスケは恍惚の表情を浮べて私の頬を撫でる。


「そうか・・・よかった」


いつの間にかサスケの目は戻っていた。
蛇に縛られたような感覚も無くなっている。なんだったの?

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嫌われ者(プロフ) - 家庭辞書の1番弟子さん» 良かったですー(*^^*) (2019年5月8日 16時) (レス) id: 18b8240267 (このIDを非表示/違反報告)
家庭辞書の1番弟子 - 楽しいー (2019年5月8日 15時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
嫌われ者(プロフ) - 刻ノ瀬月乃さん» コメント、ありがとうございます(*^^*) (2019年4月30日 19時) (レス) id: 18b8240267 (このIDを非表示/違反報告)
刻ノ瀬月乃(プロフ) - 凄く面白いです大好きです!続きが気になります。応援してます!! (2019年4月30日 19時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嫌われ者 | 作成日時:2019年4月30日 18時

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