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第三十六話 ページ37
昼過ぎ頃、昼寝のために木陰で幹に身体を預けていると…
紗「あれ…?生徒会長室は…」
迷っているのであろう女子生徒の声がした。
俺は先程まで眠っていたがその声で目が覚めた。
道を教えるべきだろうか…?
目を伏せたまま考えていると…
紗「あ、あの…」
俺が影縫 夜鷹と知ってか否か声をかけてきた。
目を伏せていたせいか眠っていると思われたのだろう、やんわりと肩を揺さぶられた。
夜「…なん…ですか?」
あまり他人としゃべらないのでこう言った時にどう対応したらいいか良く分からない。
紗「赤い目…」
驚いた表情で見られた。
夜「生徒会長室はあっちです…」
簡単に地図を書いてメモを渡す。
紗「え!? なんでそれを…」
分かっていたけどやっぱり他人の反応はそんなものだ…。
紗「あ、ありがとうございます…」
その女子生徒はペコリと頭を下げると立ち去っていった。
俺は女子生徒が見えなくなって再び眠る。
紗「さっきの人は誰だろう?赤くてとっても綺麗な目…」
メモを見ながら生徒会長室に向かう女子生徒がそんな事を言ってるとも知らず。
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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時