存在が消えると共に増す仲の良さ ページ2
それからはもうトントン拍子にことが進んだ。
高尾君とは黄瀬君といるときよりも楽しくなり、毎日一緒に遊んだ。
そして黄瀬君という存在も、もう私の中では薄れてきていた。
そんな時、彼女と出会ったのは偶然か、それとも必然か。
「え、里帆…?」
「A…?」
時は、五日前に遡る。
*
「Aちゃん。今度の土曜日、遊べる?」
こっちの世界では習い事も塾もなにもしていなかったので、土日とは言わず毎日、暇だった。
だから快く、その誘いをOKした。
今思えば、それが運命だったのかなって。
「私の友達と、その従兄弟とその幼馴染み。そしてAちゃんもいれて5人かな」
「なにその関係。すごい笑える。しかも舞ちゃんの友達の従兄弟の幼馴染みって、私と何の関係があんの」
少々笑いながら言うと、隣の席で話を聞いていた高尾君が吹き出す。
その高尾君の頭をぺしっと叩き、ふっと嘲笑すると、舞ちゃんが「ほんっと二人って仲良いよねー」と笑う。
「「当たり前だわ」」
「…プッ」
舞ちゃんが吹き出したのと同時に、私達は顔を見合わせハイタッチをした。
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みずあいす - 亜希恋遥さん» はいー。更新おめでとう?ww (2015年10月10日 20時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
亜希恋遥 - 再び出ました私です。更新おめでとうございますー (2015年10月10日 20時) (レス) id: 5d0dd454e5 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - rihoさん» 見てくれているのね。そう。幸子ちゃんは地味に出てくる。これからも…(遠い目) (2015年10月10日 20時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
riho - 忘れた頃にやってくる幸子ちゃん← (2015年10月10日 20時) (レス) id: 5aa10b61f3 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - チョコさん» ありがとうごさいます。 (2015年10月10日 12時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずあいす | 作成日時:2015年10月6日 21時