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虹村にもう一度かけ直すと、すぐに出た。
虹「よォ、誰と通話してたんだ?」
貴「赤司」
虹「赤司ィ?毎日会ってんのに?」
いかにも訝しんでいるような声を出す虹村。
貴「ちょっと困ったことがあったの」
虹「へ〜、何」
貴「友達に告白された」
虹「彼氏いるの知らずに?」
う、
貴「し、知ってて」
そんな言い方されたら葉山が嫌な奴みたいだ。
虹「ふ〜ん…」
沈黙が痛い。
虹「バスケ部の奴?」
貴「う、うん」
虹「誰?」
貴「…やま」
虹「あ?」
貴「はやま」
はー、と大きなため息が聞こえた。
虹「で、返事はしたんか」
ちょっと怒ってる。
貴「…ちょっと待ってって言っちゃった」
虹「は?なんで?」
結構怒ってる。
貴「だ、だって」
虹「なんで断んねぇの?俺がいるのに?」
かなり怒ってる。
貴「断り方が分かんなくて」
こわい。
はぁ、と
また大きなため息。
虹「まーいいわ、ちゃんと断れよ」
貴「う、はい」
虹「んじゃ」
貴「え、ちょっとまって」
…切れた。
めちゃくちゃ怒られた。
あれ、虹村ってこんなすぐ怒ったっけ。
中学の時から男だらけの部活だったから
男の子と話すことも多くて
付き合ってなかったとは言え
あんまりそういう感じを見たことがなかったし
辰也くんのお家に
お世話になるってなった時も
特に何にも言われなかったから
私が男の子と一緒にいることを
あんまり気にしてないと思っていたんだけど
そうでもないのかもしれない。
明日、ごめんなさいってちゃんと言おう。
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雪葉 - はい!頑張ってください!(*^▽^*) (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - 雪葉さん» 雪葉さん、ありがとうございます!ゆっくりの更新になってしまうかもですが、気長に待っていただけるとうれしいです! (2019年9月16日 9時) (レス) id: 06f33d0a69 (このIDを非表示/違反報告)
雪葉 - 虹村さんかっこいいですね~小説がんばってください!応援してます! (2019年9月16日 7時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢莉 | 作成日時:2019年8月28日 21時