検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:59,319 hit

65 ページ31

虹村にもう一度かけ直すと、すぐに出た。

虹「よォ、誰と通話してたんだ?」

貴「赤司」

虹「赤司ィ?毎日会ってんのに?」

いかにも訝しんでいるような声を出す虹村。

貴「ちょっと困ったことがあったの」

虹「へ〜、何」

貴「友達に告白された」

虹「彼氏いるの知らずに?」

う、

貴「し、知ってて」

そんな言い方されたら葉山が嫌な奴みたいだ。

虹「ふ〜ん…」

沈黙が痛い。

虹「バスケ部の奴?」

貴「う、うん」

虹「誰?」

貴「…やま」

虹「あ?」

貴「はやま」

はー、と大きなため息が聞こえた。

虹「で、返事はしたんか」

ちょっと怒ってる。

貴「…ちょっと待ってって言っちゃった」

虹「は?なんで?」

結構怒ってる。

貴「だ、だって」

虹「なんで断んねぇの?俺がいるのに?」

かなり怒ってる。

貴「断り方が分かんなくて」

こわい。

はぁ、と
また大きなため息。

虹「まーいいわ、ちゃんと断れよ」

貴「う、はい」

虹「んじゃ」

貴「え、ちょっとまって」

…切れた。

めちゃくちゃ怒られた。

あれ、虹村ってこんなすぐ怒ったっけ。

中学の時から男だらけの部活だったから
男の子と話すことも多くて
付き合ってなかったとは言え
あんまりそういう感じを見たことがなかったし

辰也くんのお家に
お世話になるってなった時も
特に何にも言われなかったから
私が男の子と一緒にいることを
あんまり気にしてないと思っていたんだけど
そうでもないのかもしれない。


明日、ごめんなさいってちゃんと言おう。

66 ~赤司side~→←64



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
243人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪葉 - はい!頑張ってください!(*^▽^*) (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - 雪葉さん» 雪葉さん、ありがとうございます!ゆっくりの更新になってしまうかもですが、気長に待っていただけるとうれしいです! (2019年9月16日 9時) (レス) id: 06f33d0a69 (このIDを非表示/違反報告)
雪葉 - 虹村さんかっこいいですね~小説がんばってください!応援してます! (2019年9月16日 7時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢莉 | 作成日時:2019年8月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。