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にやり、と笑った虹村。
虹「おいで、A」
貴「ん」
座ったまんま、ぎゅーっと抱きしめられる。
虹「お姉ちゃんの気分はどうだったよ」
貴「悪くないどころか楽しかったよ」
虹「1日だけだぜ、そう言ってられんの」
虹村の首に顔をうずめると
虹村の匂いが肺いっぱいに広がっていく。
虹「俺の真似?」
貴「これしてみたかったの、結構落ち着くね」
虹「だろ」
貴「でも付き合ってない時にこれはどうかと思うなぁ」
22話参照。
虹「正直あん時勃った」
貴「ばか」
虹「あんな状況でよく手ェ出さなかったなって思うわ」
貴「えらいえらい」
虹村の頭を撫でる。
虹「なー、俺もしたいことしていい?」
貴「ん、なぁに?」
虹「んじゃ横になって、腕広げて」
貴「こう?」
私が広げた腕の中に入ってきて、
胸に顔をうずめた虹村。
赤ちゃんみたい。
そんな感想を抱いた。
虹「すっげぇ、これ」
貴「人の胸これって言わないで」
虹「やべぇ」
顔をうずめたまま、
胸の横の方を指でつんつんと触る。
虹「やべぇ」
貴「やばいしか言えないの?」
虹「好きな子の胸触ってんだぞ」
貴「何その理論、青峰か」
虹「アイツの言うこと今なら分かるわ…」
はー、やべー
なんて言いながら
ふにふにふにふにと私の胸をつつく虹村。
しばらくして、忙しなく動いていた手が止まった。
虹「これ以上はやめとく、我慢できなくなりそうだし」
貴「やめといてください」
虹「もうちょっと色々あってからだな」
貴「ふふ、そうだね」
虹村なりに色々と考えてくれてるのかな
なんて思ったら、ちょっと嬉しかった。
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雪葉 - はい!頑張ってください!(*^▽^*) (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - 雪葉さん» 雪葉さん、ありがとうございます!ゆっくりの更新になってしまうかもですが、気長に待っていただけるとうれしいです! (2019年9月16日 9時) (レス) id: 06f33d0a69 (このIDを非表示/違反報告)
雪葉 - 虹村さんかっこいいですね~小説がんばってください!応援してます! (2019年9月16日 7時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢莉 | 作成日時:2019年8月28日 21時