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洛山高校に入学した私は
中学と同じくバスケ部に入部。

もちろんマネージャーとして。
そこには無冠の五将と呼ばれる選手が3人。

夜叉 実渕玲央
雷獣 葉山小太郎
剛力 根武谷永吉

中学時代、キセキの世代と呼ばれた後輩達を
上手く従えていた自信のある私は
変わり者扱いの3人とも直ぐに仲良くなれた。

時は過ぎ、5月。

中間考査を控えた洛山高校は
部活停止の期間となっていた。

実「3組の彼よ!ほら、サッカー部の!」
貴「ふぅん…」

クラスも同じの実渕とは1番仲が良く、
放課後や休日を一緒に過ごすことが多い。

今はこうして実渕好みのイケメンについて
熱く語ってくれている。

実「なんでイケメンに興味がないの!?」

貴「なんでって言われたって…」

実「好きな人でもいるの?」

貴「いるっちゃいるけど…どーだろ、今は分かんない」

実「あらヤダそうなの!?そんな大事なことはもっと早く言いなさいよ!誰なの?」

貴「虹村って知ってる?」

実「えぇ!あの虹村修造!!?」

椅子から転げ落ちてしまいそうになるくらい
驚いた様子の実渕。

貴「そんなびっくりする?」

実「そりゃそうよ!知ってる人だもの!」

貴「そっかぁ〜」

帝光中と言えばキセキの世代だけど
キセキが現れるまでは、虹村の名前が
よく出されていた時代もあったりする。

実「アラそうなの、私もいい男だと思ってたのよ〜」

貴「実渕ってなんでもありなの?」

実「いい男限定よ、ていうか虹村って今どこにいるの?」

貴「アメリカ」

実「アメリカ?留学?」

貴「お家の事情でね」

実「超遠距離じゃない!大変ね、応援するわぁ」

貴「応援されてもなぁ」

実「何よ、諦めてるの?」

私達が両想いだったこと、
虹村が言おうとしてやめたこと、
軽く突き放されたことを話した。

実「そうなの…」

暗い表情の実渕。

貴「そんな顔しないでよ」

元気だしな、そう言って私は
手元にあったポッキーを
実渕の口に差し込んだ。

実「連絡はとってるの?」

貴「んー、あっちがアメリカに着いた時と、私が京都に着いた時と、それくらい?」

実「今まで毎日会ってたわけでしょ?少なすぎじゃない!」

貴「虹村は私のこと好きじゃなくなったかもしれないなって思って」

実「確認しなきゃ分かんないわよ!」

そう言った実渕は机に置いてあった
私のスマホを取り上げた。

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雪葉 - はい!頑張ってください!(*^▽^*) (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - 雪葉さん» 雪葉さん、ありがとうございます!ゆっくりの更新になってしまうかもですが、気長に待っていただけるとうれしいです! (2019年9月16日 9時) (レス) id: 06f33d0a69 (このIDを非表示/違反報告)
雪葉 - 虹村さんかっこいいですね~小説がんばってください!応援してます! (2019年9月16日 7時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢莉 | 作成日時:2019年8月28日 21時

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