【虹村修造】No title【黒子のバスケ】 (ページ8)

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【番外編】赤司と部室① ページ8

コンコンッ

赤「どうぞ」

貴「虹村いる？」

部活終わり。

虹村がいないから部室を覗きに来たら
赤司が1人で部誌を書いていた。

貴「あれ、また押し付けられちゃったの？」

部誌を書くのは本来主将である虹村の仕事。

赤「俺がやると言ったので、押し付けられたわけじゃありませんよ」

ふ、と優雅に笑う赤司。

赤司征十郎。
名家の跡継ぎ。
テストでは全教科1位。
運動神経は抜群。

とんでもないハイスペックだが
傲慢になることなく、性格も良い。
全てにおいて完璧である。

しかも…

赤「どうしたんですか？」

貴「いや、綺麗な顔だと思って」

黄瀬もイケメンと呼ばれるけど
赤司も引けを取らない。

むしろ個人的に赤司の顔の方が好きだ。

赤「そんなことないです」

貴「白馬が似合うよ」

王子様フェイスだ。

赤「実際飼っているからでしょうかね」

くすくすと上品に笑った。

貴「は、まじ…？」

赤「えぇ、ほら」

そう言って見せられたのは赤司のスマホ。
そこには白い馬に乗る赤司の画像。

まるで本物の王子様だ。

貴「さすが…」