海賊世界からやって来た

第５話　私の ページ5

『…よくこんなんで生きてけるな……』


家に入れば、少しは綺麗かと思いきや、台所が大惨事に

しかもカップラーメンしか食ってねぇのがまるわかりだ

『……そろそろ昼だな……何か作っから待ってろ』

ナ｢Aねぇちゃん、料理できるってば？！｣


『あったりめぇだ。……って材料ねぇのな』

キラキラした目で此方を見るナルト

『買い物行くが、ナルトも来るか？』

ナ｢ここで待ってるってばよ！｣

『ん。いい子にな…』

ナルトの頭を撫でてから、部屋を後にする



･･ ･･ ･･ ･･ ･･ ･･ ･･


『服もこれしかねぇし、下着と、ナルトの服もか……』


ナルトは間に合ってるようだったし、また今度か……問題は私の下着と服……


あ、お菓子でも買ってやるか


金は……



やっべぇ……足りすぎる←


まぁ、高価な財宝盗んだしな……このぐらいあって当然か


｢そこのかーのじょっ♪｣


つうか、戦う事がねぇからな……このままじゃ、体が鈍るなぁ……


｢買い物ー？なに買うのー？｣


いやぁ、さすがにデブは御免だなぁ……


｢君のことなんだけど……？｣

『あ？』

突然後ろから手を捕まれた


いかにも"自分はイケメンですよ〜"とでも言うような髪型と服装


あーヤダヤダ……前世でもあったけど……何回目だよこれ


『離してくれ。私は忙しいんだ』


｢固いこと言わないでよ〜｣

｢俺等と一緒に行こうぜ？｣


『お前らの相手してると日がくれる。ガキはさっさと家に帰れ』


それに私は別世界からやって来た訳だが、縁も所縁もないこの里の人間に攻撃的になってはいけない


そのときだった


？｢あー……悪いねぇ君達｣


｢あ？｣

｢誰だあんた｣


いきなりぐいっ、と引き寄せられて、そのまま抱き止められた


？｢この子、俺の連れだから……さっきまではぐれてたもんで、探したぞ？｣


『………』


｢ﾁｯ……連れが居たのかよ｣

｢行こうぜ｣


そう言い残してずらかるガキ共

？｢………｣

優しい手つきで話してくれた


そいつを見ると、普通の奴等とは違う格好

『悪い。変なことに巻き込んだ』


？｢いえいえ。困ってるようだったので……｣

そういって、まじまじと私のかおを見る男


片手には本

左目は隠れて見えないが、いかにもだるそうな目つき

銀髪の髪

鼻から下にかけて黒いマスクをしている


？｢……ここらでは見ない顔だ……一体、どちらから？｣

第６話　"はたけカカシ"→←第４話　人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す