128話 ページ37
「…なるほど、確かに鬼では強くなるための鍛錬の方法が違うかもしれないな！」
ただ単に筋トレや走り込みで良いのだろうか、人間と鬼とでは体の作りが違うのでは…？
それを言うと煉獄さんは大声で頷く。
『血気術も使えるようになりたいんですけどね』
「血気術…それは多く人を喰った鬼しか使えないのではないか？」
『いえ、禰豆子ちゃんも使ってました。』
禰豆子ちゃんが使えるようになったきっかけを話す。
炭治郎くんの危機に禰豆子ちゃんは開花させたのだ。
私が話すと煉獄さんはフムフムと頷く。
いつの間にか手には団子を持っていた。
勧められたけどたぶん食べれないから断った。
「話を聞く限り、彼女が"特別な何かをした"という訳では無さそうだな！」
『はい。実践あるのみ、って感じですかねぇ…』
「恐らくだが、彼女の"竈門少年を助けたい"と言う気持ちが、彼女の力を開花させたんだろう！誰かのために起こす行動は何よりも己を強くさせる！！」
……確かにそうだな。
もし自分の後ろに誰か守らなければいけない人が居たら…自分の敵がどんなに強大でも負ける訳にはいかないと、その気持ちは強くなる気がする。
だって自分が殺られたら、それは即ちその人の死も意味する。
誰かのための行動は確かに自分を強くさせてくれる
団子を既に五本食べ終えた煉獄さんは、六本目に手を伸ばしながら「…小鳥遊少女、」と続ける。
「俺は先程、鬼では鍛錬の仕方が違うだろうと言ったが…案外そうでもないかもしれないな！」
『…というと？』
「俺は一瞬でも速く鬼へ刃が届くよう鍛錬をした。小鳥遊少女も攻撃を速くするため、拳を強くするために出来ることは同じだ。使う筋肉のその一点を意識する。そこへ力を神経を集中させる。鬼殺隊員の使う呼吸と同じだ」
…猗窩座と戦った時、一瞬だけ。
ほんの一度だけ私の速さが上回った。
身体中全ての力をそこへ集中させたからだ。
それが長い時間…常に出来るようにするためにはその場その場で自分の体の細かい所まで意識を向ける事が必要……
「体の基礎の基盤となる部分を鍛えるにはどうすれば正しいのか分からないがな！」
『ええ…でも、はい。ありがとうございます』
「分からない…が！わからなくても日常的に鍛錬をする事は大切だ！決して無駄にはならない、努力し続けろ！」
努力がマイナスとなる事は有り得ない
必ず自分の何かしらの力となる…
煉獄さんの言うことは凄い熱い。
燃え盛る炎のような強い言葉がスっと入ってくる。
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サワーポメロ(プロフ) - モブサイコ100知ってます！面白いですよね！ (2020年4月23日 12時) (
レス) id: 2fd1d8b796 (このIDを非表示/違反報告)
まどろみ(プロフ) - ふうさん» アオイちゃんが自分を腰抜けだと言っていたのは、過去に嫌なモブ隊士に言われちゃったりしたのかなぁと思って書きました。でもたぶん実際居ますよね、嫌な奴のは。作中で炭治郎くんが関わらなかっただけで、、、。もう私も本来なら目ん玉抉りたいレベルですよ！！ (2019年11月9日 10時) (レス) id: ec3dea80f5 (このIDを非表示/違反報告)
まどろみ(プロフ) - ケチャップさん» けっこうな歳なのにヤンチャで凶器振り回す所、それが鋼塚さんの好きなポイントです笑 (2019年11月9日 10時) (レス) id: ec3dea80f5 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - モブ隊士のくせにっアオイちゃん達いなかったら体力落ちてるくせにっどうせ今頃お陀仏のくせにっアオイちゃんを悪くいうなぁ!!目ん玉抉るぞぉ!!すいません冗談です許してください (2019年11月8日 18時) (レス) id: 0f2e7dcacf (このIDを非表示/違反報告)
ケチャップ - 鋼塚さん怖い…w (2019年11月2日 15時) (レス) id: 7bf493a5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まどろみ | 作成日時：2019年10月14日 14時
