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雫色の髪8 黄瀬ver ページ10

「ねぇ、黒子君」

黒<はい。

「単刀直入に聞くっス。隣のクラスの委員長と…
キスでもしたンスか?」

黒<…はい?

黒子君の硬い表情が動く。図星なのか?

「図星?」

黒<…そもそも彼女とはお付き合いしてませんよ。

「ふーん。でも好きなんっスよね?」

黒<…僕は人を好きになったことがないので
よく分かりません。

「そんなの簡単ッスよ。彼女が…例えば俺と
手を繋いだり、キスしてるのを想像してみて欲しいっス。…どうっスか?」

黒<…嫌です。

「じゃあ答えは決まりッスね。」

黒<何故、キスをしたと思ったんですか?

「…んー、男の勘っス」

黒<何ですかそれ…

「スッキリしたことだし、俺は失礼するっス
じゃーね、黒子君。」

黒<あ、はい。









明日委員長にも聞いてみよう。
ほぼ答えは決まってるけれど。

他人の恋事情は楽しい。
三角関係とかなら尚更だ。
2人とも相思相愛っぽいし
誰かライバルでも現れないものか…









「楽しみっスね」

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設定タグ:黒子テツヤ , 黄瀬涼太 , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:こたつむり | 作成日時:2020年1月7日 22時

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