瀬名泉 嫉妬 ページ34
瀬名→夢主→←鳴上です
｢…で？どうしてあんたはナルくんふって俺のとこに来てるわけぇ？あんた、ナルくん好きなんだよねぇ？｣
｢…はい｣
目の前で肩を震わせる俺達のプロデューサー。ったく、他人の色恋話には興味ないってぇのに。
｢あのさぁ…泣いてても何にも分かんないんだけどぉ？｣
妙にイライラして、きつい言葉を投げつける。きっと、ここにナルくんがいたら軽く叱られてる。
けどねぇ…あんたが原因なんだからねぇ、ナルくん？
｢…です…｣
｢は？なんて？｣
｢わかんないん、です…｣
主語がない。いつもこいつは無口だけど、物事がわかるように、簡潔に伝えるタイプのハズだ。…それだけ動揺しているのか、こいつは。
｢なにが？｣
｢お姉ちゃんの隣にいる自分が、想像できなくて…｣
とぎれとぎれに紡がれる言葉。なんだ、そんなことか。
｢あんたねぇ…ばっかじゃないの？ほんっと、チョ〜うざぁい。｣
｢えぇ…｣
｢あんたねぇ？恋愛でもなんでも、人なんてそんなもんだよ？皆、明日がわからないまま生きてるの。必死で最適解に辿り着こうと、暗闇の中をもがいてんの。それが何？ナルくんと隣にいる自分が想像できない？当たり前でしょぉ？｣
本当にイライラする。早くくっつけ馬鹿共。ナルくんもナルくんで、好きな女泣かせたまんまにすんなっつぅの。
｢…今からでも、遅くないですか？｣
｢逆に、遅いと思うの？｣
｢ふふ、ありがとうございます。私、行ってきますね。｣
｢はい、いってらっしゃい｣
小さな背中を見送って、大きく溜め息をつく。はぁ、本当にイライラするなぁ…
こっちの気も、知らないでさ？
ーーーーーーーーーーーーーーー
お気に入り登録者様10人数って本当ですか？ありがとうございます!
幻覚って言われた方が納得…
こんな作品ですが、よろしくお願いします。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弥佳 - あと、…の部分、真緒くんが運んで少ししたら夢主ちゃんが起きて、真緒くんが夢主ちゃんを怒ってその後、キスを…って感じです。(夢主ちゃんの目の下に濃い隈があります) (2016年9月22日 23時) (
レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 弥佳さん» 了解です！リクエストありがとうございます! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - あ、場所は学校で (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - このお話、とっても面白いですなぁ！リクエストで真緒くんと夢主ちゃんを絡ませて欲しいですなぁ…。あ、内容は夢主ちゃんが寝不足で急に倒れてそれを真緒くんが運んで…って感じですなぁ！無理はしないで欲しいですなぁぁ！ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 紫猫日和さん» ああああああ!すみません!すぐに直します！ (2016年9月5日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年7月21日 1時
