my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ11)

今日:18 hit、昨日:43 hit、合計:287,190 hit

，ページ11

一気にぶわっと褒められるものだからら少し照れてしまったがありがとう、と返した。

それからしばらくして、マルフォイはスリザリンへ、ハーマイオニー、ロン、ハリーはグリフィンドールに行った。

ハリーがロンの隣へ転がるように座るのを見て、少し羨ましいなと思いながらもこれから起こる事に期待を寄せた。

監督生に連れられて寮へ向かう途中、ハーマイオニーから手紙を送るわ、と耳打ちをされた。

そっか、寮が離れてしまうと話す機会も少なくなるのか……

小さい頃からインドア派で、兄のセドリックと遊ぶ事がほとんどなもので、あまり女の子の友達がいなかったからかハーマイオニーは初めて女友達と言っても過言ではない。

歩きながら、私はハーマイオニーともっと話したいなと勝手に1人でしょげた。

そんなこんなであっという間に寮の談話室に着く。

全体的に木材をメインとしていて温かみのある感じだ。
ゆっくり見て回っていたせいか、気づいたらみんな部屋に上がっていて自分も急いで部屋に向かった。

部屋のドアを開けると、広い部屋にベットが3つ置いてあった。

ベットシーツは綺麗に整えられていて飛び込むのがもったいないくらい。

私がそうやって部屋の入口でぼーっと立っていると、ルームメイトと思われる人がぱたぱたと駆け寄ってきてくれた。

「まさかAが3人目のルームメイトだなんて！」

そのうちの一人が私にそう言った。私に真っ先に話しかけてくれた女の子のハンナだ。

「3つベットがあるのに2人しかいないから心配したわ！私はスーザン・ボーンズよ。」

スーザンと名乗った子はハンナよりは落ち着きがあるが明るい雰囲気の子だった。

『私はA。A・ディゴリー。これからよろしくね、ハンナにスーザン』

3人でせっせと荷物を整理していると、ハンナが口を開いた。

「Aにお兄さんがいるって列車で聞いたのだけれど本当なの？」

「私も聞いたわ」

スーザンも続けて言った。

『一応ね…そういえば、列車の中で噂になってるってハーマイオニーも言ってた』

苦笑いしながら私は一応、と答えたがそれよりなぜ噂になっているのかの方が気になったので思わず呟く。

すると2人はハーマイオニー？と不思議な顔をする。
2人の疑問に友達だよ、と答えると納得したのかハンナが再び口を開いた。

「ええ、文武両道だとかかっこいいだとかそんな感じだけどね。…今思えば、私のコンパートメントは女子ばかりだったからかもしれない」

，