my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ10)

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　扉が開き、中からは魔女が現れた。

ハグリッドはこの先生をマクゴナガル先生と言った。
マクゴナガル先生は寮の組み分けやホグワークのルールについて淡々と話した。

「まもなく全校列席の前で組み分けの儀式が始まります。待っている間はできるだけ身なりを整えておくように。」

どうやって組み分けするんだろう、セドリックは痛くないから大丈夫って言ってたけど…

周りのみんなも，組み分けの話でざわざわとしていた。

しばらくすると扉が開き、そこには素晴らしい光景が広がっていた。

たくさんのロウソクに四つの長テーブル。
上級生たちが座っていたのでおもわず兄の姿を探してしまう。

マクゴナガル先生が真ん中にイスを置いた音でみんなが一斉に注目した。

その椅子に置かれた帽子は歌い、しばらくして拍手が広がった。

「A B C順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けて下さい

アボット•ハンナ！」

帽子を被って、沈黙が流れると帽子は叫んだ。

「ハッフルパフ！」

「A、どこにいくか決まってる？」

隣にいたハリーが私に尋ねる。

『分からない、でも多分ハッフルパフ。』

「僕はみんなと同じところがいいな。」
ハリーはそう言って微笑んだ。

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「ディゴリー•A！」

私の順番まではあっという間だった。名前を呼ばれるとハーマイオニーが私の背中を押してくれた。

名前を聞いた上級生は一瞬どよめき再びこちらを注目した。

帽子を被ると帽子はうーんと唸るが、私はそれを背景にセドリックを見つけて手を振ってしまう。

その様子を見た帽子がハッとした様子で喋り出した。

「あぁ…わしとしたことがなんて事だ。君に兄がいる事をすっかり忘れてあったわい。」

そう言って、帽子はハッフルパフ！！と叫んだ。
わかっていたようなものだが，安心した。

私が先に着くと、すぐにみんなが歓迎した。

「私、アボット•ハンナ。よろしくね」

1番最初に自己紹介してくれたのは最初に呼ばれた女の子だ。

『A•ディゴリーよ。こちらこそよろしくね』

そう言うと彼女は微笑んで言葉を続けた。

「Aって笑うととても可愛いのね！勿論普通にしててもだけど…あなたと仲良くなれて嬉しいわ。」

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