嘘情報。【クプラ】 (ページ7)

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コラボ相手とお茶会。 2 ページ7

「……よし、行くんだ、私」

今日、私は明音の憧れの人と会う。

しっかりしなくちゃ…！

私はふぅ、と、深呼吸をして一歩前に出る。

すると、ドアをガチャッと開けた。

前には、私の憧れの人、クプラさんがいた。

「…こ、こんにちはっ！」

慌てて挨拶する。

向こうも「ん!?あ、こ、こんにちは……？」なんてビックリしている。

「…詩人さんの家に行くよ」

し、詩人さんの…お家！

私はグッと息を呑む。

私は、幸せ者だと思う。

明音もきっと羨ましがると思う…。

「ねぇ、どんな曲聴いてる？ボカロで」

突然クプラさんがそんな事を聞いてきた。

「あ、沢山聞いていますよ。見ます？これ」

そう言って、私はプレイリストを見せた。

「おぉっ、これ今度歌おっかな(笑)」

「ありがとうございます!!」

なんて喋っていると、詩人さんの家に到着した。

綺麗で、感心する。

「おー、やっほ、クプラさん！あれ？その女の子は？彼女？」

「違う違う(笑) 俺の同級生～」

その言葉に、いちいち悲しくなるなんて。

『僕は彼氏でもいいけど？』なんてセリフは空想の世界だよね。きっと。

「ほーぅ！よろしくね、ちなみに名前は？」

「若瀬Aです！よろしくお願いします！私の友達が詩人さんファンなので…自慢してきます(笑)」

「え！そうなの？嬉しいな～！自慢しちゃうのね(笑)」

詩人さんはすっごい喜んでくれた。