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玉狛の子達から話を聞いて以来、パタリと夢を見なくなったと同時に、情報も何も掴めないまま日は過ぎていく

二宮隊のみんなもそれを知ってるからか、何も言ってこなくなった

何気ない日を過ごしていたそんなある日、
忍田本部長に呼び出された


咲:…私が、遠征に……ですか

忍田:あぁ


私1人が呼び出されるのはすごく久しぶりで
何か失敗してしまったのかとハラハラしたが、
内容を聞き、不安が募ると同時に身体が少し震える


忍田:…怖いか?

咲:…はぃ……まだ、少し

忍田:それも無理はない
鳩原の件があるからな
…でも、これはチャンスだと思わないか?

咲:…チャンス……?

忍田:確率は低いが、鳩原はどこかでいきているかもしれない
それに、今回行ってもらう場所は鳩原の件が関与している

咲:どういうことですか?


忍田本部長の話では、2年前開いたゲートの追跡結果、いくつかの場所まで絞れた
今回、そのうちの1つの国がこちらに接近してくるとのことだった


忍田:二宮隊として遠征に行ってもらおうかと思ったんだが…

林藤:この話をすると、あいつ断りそうだろ?

咲:林藤さんっ…


でも、ニノさんが今の私は遠征に行くべきでないと
上層部や澄ちゃん達に言い続けている
ニノさんの言う通りだと思い今まで何も言わなかったが…
本当は遠征に行きたい
私は記憶を取り戻したいし、未来に会えば何か変わるかもしれない
……未来に逢いたい


ニノさんなしでこの話をしてくれた本部長には感謝しなければいけない


咲:忍田本部長、林藤さん、ありがとうございます

林藤:早く記憶取り戻せるといいな

咲:はいっ




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作者名:K.saku | 作成日時:2019年8月13日 5時

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