アイドルの助っ人始めます！２【朔間零】

夜の王子 ページ20

零side



コツコツと廊下を歩く誰かの足音…。



その足音は我輩の居る部室で止まる


ｺﾝｺﾝ


その音の後誰かは歩いて去る



我輩はドアを開け疲れきったAを抱き上げ棺桶へと眠らせる



零「疲れちゃったかのぉ」



その頬を優しく撫で我輩は月を見る



月明かりに照らされるAは眠る姫の様で…



零「どうして辛い道を選ぶんじゃ？」



なんて、返って来ぬ質問をする



明日は、Trickstarがオータムライブへと出かける日…



零「このまま、ゆっくり休むと良い」



我輩は眠るAへ毛布を掛け、ソファーで眠る



『(なんで…零が悲しそうなんだよ…)』



まさか、Aがすべて聞いていると知らずに…



〜貴方side〜



零が寝静まった後、俺は英智の元へと行きオータムライブの時の裏の事情や対処法を書いた手紙を渡す



『これから俺は、入院するかもしれない…だから、頼む。あいつらの才能を潰させるな』



天祥院「わかったよ」



俺は夜の学校を歩く



頭が痛い…心臓も…どうして、俺はこんなに…



零「無理をしすぎだ…馬鹿」



零は俺を抱きしめる



零「体が冷たい…」



『取り敢えず…今日は寝る…明日、あんず達から連絡があれば…出向か…』



零「もういい喋るな…」



零のその言葉に目を閉じ…俺は意識を失った

オータムライブ→←終盤

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す