アイドルの助っ人始めます【朔間零】

夜練 ページ10

貴方side




『ハニーミルクはお好みで〜♪』



ユニット練習をした後、俺は一人自主練をしていた



『差し上げましょう〜♪』



一通りダンスと歌を終えるとスポドリを飲む



『駄目だ…もっと頑張らなきゃな…』



俺は邪魔な前髪を後ろにかきあげる…



零「なんじゃ、Aまだ残っておったのか」



『ん？あ、零…まぁな』



零「そんなに根を詰めんくっても…」




『駄目なんだよ…根を詰めなきゃ…』




停学中もダンスや歌をしなかった訳じゃない…でも、不安と恐怖がこの身を苛む感覚が…この身から消えないから…



『俺は、不安と恐怖を打ち払う為に歌って踊ってる。それは、俺の為だし…』



零「ならば、我輩も付き合おうかいのぉ」



『いや、それは、悪…』



俺がそう言おうとした時何故か零はヴァイオリンを取り出した



零「Aや、我輩とセッションしてはくれんかのぉ？」



『歌で？』



零「いや、ピアノでじゃ♪」



『俺、十六の時にピアノやめて以来だぞ？』



零「それでも、弾けるんじゃろ？？何せ、練習してるのがバレバレじゃからのぉ」



『わかったよ』



零「では、いくぞぃ！！」



その後、俺達はピアノと、ヴァイオリンでハニーミルクはお好みでを演奏した



それをTrickstarに聞かれているとも知らずに…

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