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2・・・コイツのせいでっ! ページ3

・・・つまらぬ。非常につまらぬ。

ただいま数学の授業中。
先生は何を言ってるのかさっぱり分からない。
何でいっぱい変な英語使ってるの?記号とかマジ意味不。

ほぼ反対側で、前列にいる真紀に目をやると。
すごい真剣に取り組んでいる。
ノート書きまくってるけど。私真っ白なんですけど。

これはいかん!と思い、姿勢を正して授業に取り組もうとすると、隣から小さなため息が聞こえてきた。

カラ松が机に頭から突っ伏していた。
・・・コイツ、私が今真剣に取り組もうと思っていた時に・・・っ。
ゴホン、と咳払いをしてから言ってやった。

『カラ松!授業中だよ!?何やってんの』

「俺の脳内は働きすぎて休息を求めている。こうして休めてやってからまた働かせる気だが?」

『そんな変な言い訳無駄です』

「ン〜?水樹、お前のノートも真っ白だが?どうしたぁ?」

『ち、違うしっ!違うページにしっかり書いてるし〜』

先生「おい、五十嵐と松野の次男!うるさいぞ!」

「『ハイスミマセン』」

怒られたし。

声で言えないなら・・・っ!
私はノートに文字を乱雑に書き、カラ松に見せてやった。

【カラ松のせいで怒られたんだけど!】

カラ松はそれを見て顔を顰めてから自分のノートに返事か何かを書き始めた。

【俺は脳内を休めていただけだが?】

(・д・)チッ
コイツ・・・まだしらばっくれるか・・・

その後、しばらくそのやりとりが続いた。
【だぁかぁらぁ!カラ松が寝ってたのを注意しただけだっつの!このハゲ!】

【俺は寝てないし、ハゲは俺じゃない!ハゲは数学のMr.田中だ!】

「いぃがぁらぁしぃ〜〜?」

先生は私の行動を見ていたらしく、私をニッコリと見ていた。
アッこれもう私死んだわ。

その後、職員室に呼び出され、私だけ5分ほど軽く説教を受けた。
これも全部、アイツのせいだっ!

3・・・かっこいいって思ってなんか→←1・・・私がアイツを好きなわけ



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設定タグ:カラ松 , おそ松さん , 青春
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作者名:妄想腐女子 | 作成日時:2018年3月10日 14時

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