4曲目 ページ5
.
「そうだよ？」
「えええええええ！！僕、不知火くんのこと男の子だと思ってたよ〜！」
びっくりするクラスメイトが多々。
ボク、男の子だと思われてたんだ。
「しかし男のみが入れるアイドル科になぜ不知火のような女の子が…？プロデュース科のようなテストケースでもなさそうだが」
「へ？ここって男子校なの？ボク女の子なんだよ〜？居てもいいのかな？」
北斗くんがうーむと何かを考えている間にチャイムが鳴ってしまった。
みんな慌てて着替えて体育館に向かう中、あんずちゃんに手を引かれて更衣室へと連れてこられた。
「ボク、ここにいちゃだめ？」
ふと気になったことをあんずちゃんに聞いてみた。
彼女は少し困惑しながらもふるふると首を横に振る。
それだけで嬉しくなって思わず笑顔になるとあんずちゃんにそっと頭を撫でてもらえた。
「…！行こう、怒られちゃう」
「あっ、うん！体育だ〜！」
再び繋がれた手を握り返し、バタバタと体育館へ向かった。
＊
「ンのヤロー、テメェが転校生かなんだか知らね〜けどよ！ちょこまかちょこまか…うぜ〜んだよッ！」
ここうのおおかみさん？が勢いよく投げたボールをひらりと躱すとおおかみさん？は地面を強く踏みつけた。
今日の体育はドッジボール。反射神経とチームワークを養うための授業なんだって。
「だぁああっ！！コイツさえ当てられりゃ俺たちの勝ちだってのに！！」
「不知火くん頑張って！」
「あんずちゃーん！頑張る！」
審判をするあんずちゃんに手を振りながら外野から投げられたボールをキャッチする。
敵陣にはおおかみさん？のみ。
「んっふっふ〜。"ここうのおおかみ"さんはよく吠えるんだね〜！」
「ッッッだとテメェ！！さっさと投げやがれ！！」
「"ここうのおおかみ"さん、敵はボクだけじゃないよ！」
「なっ…どこに投げてやがッ…！？」
ボクが投げたのはわざと少し外れた場所。
コントロールが下手と見せかけてそのボールを取ろうと走ったおおかみさんの手の届かないうちに外野にいるばるくんへボールが渡る。
体制を整えたところで、もうすでにばるくんの投げたボールはおおかみさんが避けられないところ。
ピーーーーッと笛の音が鳴り響く。
「チーム2-Aの勝ちです」
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しずく - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年10月6日 21時) (
レス) id: a4e426e33d (このIDを非表示/違反報告)
Tadashi Horimoto(プロフ) - 続きが楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2018年4月24日 23時) (レス) id: b94121db0d (このIDを非表示/違反報告)
『 』(プロフ) - 面白かったです！夢主可愛い…！更新頑張ってください！ (2017年7月27日 11時) (レス) id: 167c4770ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪@接久 | 作成日時：2017年7月23日 21時
