32話･･･決めたこと ページ37
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貴｢千鶴は残るけど
弟の薫と一緒に留学することになったの
どうしようか迷ってたけど
ここにいると決心つかないし
離れることにした｣
千春｢そうですか･･･
お気をつけて
日本以外にも鬼はいますから｣
貴｢うん、ありがとう｣
千流｢それでしたら
このお守りを持って行って下さい｣
貴｢風間家の家紋が縫われてる？｣
千流｢オリジナルなので｣
貴｢ありがとう｣
お別れを告げ家に帰った
総司｢本当にいいの？｣
貴｢んー？何が｣
総司｢急に決めちゃってさ｣
貴｢いいのーいいの！留学なんて今後しないかもだしさ｣
総司｢この家僕が借りていいんだよね｣
貴｢うん、家具持ってけないし
家電なんて特に面倒だし
総司一人暮らししてみたいって言ってたでしょ？｣
総司｢まぁね
荷造り終わった？｣
貴｢うん｣
総司｢明日何時？｣
貴｢薫との待ち合わせは昼前かな
飛行機は14時過ぎだけど｣
総司｢そっか｣
貴｢色々してくれてたみたいで
ありがとうね｣
総司｢･･･ううん｣
貴｢総司、ありがとう｣
総司｢もし、帰ってきて諦めれてたら
また彼女にしてあげるよ(笑)｣
貴｢考えとく(笑)｣
総司｢うん、考えといて
A姉さん｣
貴｢寂しいなあ、
姉さんか･･･｣
総司｢元に戻るだけ･･･ね｣
貴｢うん｣
総司｢あいつに言わないの？｣
貴｢･･･うん
この前ね
最後にサークル言った時聞いたんだけど
来年には結婚するって
だから留学ちょうどいいんだよ
言葉不安だけど
薫いるし！携帯の翻訳とか
たぶんどうにかなるさーって｣
総司｢そっか｣
貴｢今日泊まってくんでしょ？｣
総司｢明日から僕の家だからね｣
貴｢そうだった｣
明日に備え早く寝た
朝起きて
荷物を抱え
総司に鍵を渡して
薫との待ち合わせに向かった
総司｢･･･せっかく
言ってあげたのに･･･本当に
馬鹿な2人だよ
これが最後･･･｣
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･
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総司｢どうも｣
千景｢また貴様か｣
総司｢これで最後だから安心しなよ
来年には結婚するんでしょ？
おめでとう｣
千景｢･･･で、今度はなんだ｣
総司｢A姉さん
これから留学でね
しばらく帰って来ないってさ｣
千景｢留学？｣
総司｢今日の14時過ぎの便で行くって｣
千景｢！｣
総司｢これで本当に忘れるつもりだよ
本当にいいの？
他の人と結婚していいわけ？｣
千景｢っ｣
ｽｯと車へ乗る千景
総司｢いってら〜｣
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千(プロフ) - 日鞠さん» こちらこそ読んで頂きありがとうございました！ (2018年12月30日 16時) (
レス) id: 56fbdf1421 (このIDを非表示/違反報告)
日鞠 - とても素敵なお話でした！ありがとうございました！ (2018年12月30日 15時) (レス) id: ec1daa9170 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2018年4月16日 22時
