子狐、恩師に報告されました。 ページ7
ルリオの第五補佐官を経験をする為
第二補佐官であり、教育係。
そして鬼灯の教え処時代の恩師である麻殻の元へと訪ねていた。
肩にルリオを乗せて指導する様は海賊みたいだと通りかかった同じく麻殻の教え子である烏頭達と面白がっていると
ふと蓬はある事を思い出した。
｢そういえば麻殻先生にAの事報告したのか？｣
｢わす……いえ、最近忙しそうだったので落ち着いたら報告しようかと｣
｢今忘れてたって言いかけたよな？｣
｢何だ。話って｣
業務後、鬼灯に呼び出された麻殻は腕を組んで切り出されるのを待つ。
｢実は私結婚するんですよ｣
｢そうか結婚するのか！お前がけっ……｣
数秒時が止まった後、麻殻は凄い勢いで鬼灯の頭を掴んで拳をグリグリとねじ込んだ。
｢お前！なんでもっと早く言わないんだ！！
結婚するのに俺の独身イジりは嫌がらせか！！｣
昔から行っていた麻殻への独身いじり。
先程もいつものごとく行ってしまい、その分言うのがちょっと面倒臭かったんだよなと思いつつ麻殻の腕の中から抜け出して少し乱れた着物を整えた。
｢まあ、結婚はめでたい事だ。お前が所帯を持つなんて感慨深い。
俺の知っている奴か？｣
｢昔座敷童子達と遊んでいた子狐いたでしょう｣
｢覚えてるよ。学校に行ってないみたいだから勉強教えてたな。
全然見なくなったけど元気にしてるのか？｣
｢その子狐と結婚するんですよ｣
麻殻はダラダラと汗を流しながら
｢子狐の…姉とか…？｣
｢いえ、本人です｣
｢そうか。おままごとか｣
｢本当に結婚します｣
麻殻は鬼灯の両肩を掴んでブンブンと前後に大きく揺らした。
｢俺をからかってるんだろ！！どうせ近くで烏頭達もいて笑ってんだろ！？｣
混乱している麻殻に鬼灯はAの今の状況を知らないのかと思い説明の仕方を間違えたと反省している所へ
｢遅くなってすみません〜｣
とAが慌てて二人の元へ走ってきた。
突然現れた女性に麻殻は揺らしていた動きを止めて更に混乱した顔をする。
｢ちゃんと説明すると…｣
Aの特殊な体質の説明を受けた麻殻は突然姿を見せなくなり、学校にも通っていない理由が合点して納得したようだった。
｢てっきりとっくの前にその姿で会ってると思いました｣
｢毎回どちらかが忙しくてなかなか行けなかったんですよ｣
｢ちゃんと大人ならいいんだ…｣
麻殻は元教え子が特殊すぎる性癖出ない事に安堵したのだった。
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鈴(プロフ) - ネコさん» コメントありがとうございます。アニメすごく面白いですよね。漫画もオススメです。無理しないように頑張ります。 (2020年9月8日 2時) (
レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 最近Abemaで鬼灯を見始めてからハマってます（笑）応援してます！鈴さんのペースで更新頑張ってくださいね。 (2020年9月4日 18時) (レス) id: f7821a3b7d (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 櫻駄ミズキさん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2020年9月2日 7時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
櫻駄ミズキ(プロフ) - めっちゃ好きです…！！応援してます(о´∀`о) (2020年9月1日 17時) (レス) id: 441661fb12 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - レノン・リーシュナさん» コメントありがとうございます。両作品とも拝見した事のない作品なので、検討という形にさせて頂きます。すみませんでした。 (2020年9月1日 7時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2020年7月27日 0時
