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32:時間 ページ3

え、今、おねぇちゃんって……
もしかして…いや、もしかしなくても…

“おねぇちゃん!”
「っ___!?」

やっぱり反芻するあの声。
確証は無い、記憶だって無い。
でも、なんとなく懐かしい。

「まだ…まだ、記憶が無いんだ…」
?「っ……」
「だから、もう少しだけ、もう少し…時間をちょうだい?」
?「……大丈夫、待てるよ……」

そう言った彼女は
綺麗な青い瞳から涙を流していた。
悪いことを、した様な気がして。
胸が締め付けられて、苦しくて、
なんとなく、辛かった。

?「A!」

33:お帰り→←31:再会?



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作者名:和泉鏡華 | 作成日時:2014年3月22日 21時

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