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彼の言動も理解は出来なかったが、

こんなところで1人にされるのはごめんだと彼を追いかけた。






「おれさまからにげられるとおもうなよ!」






「ひゃ、ま、まってはやいよ!!」






連れてこられた公園で唐突に始まったのは

日本でいう鬼ごっこ。






突然、トン、と背中を押されて逃げろ。とだけ言われた私は

意味もわからず逃げ惑っていて。






男の子のタッチの勢い余って

芝生の上に絡まるように2人で寝転べば

漸く笑顔を取り戻した。






……あの時一番速かったのは、かばじくん、だったけども。






その後泥んこになった私は彼の家という名のお城に招待され

着替えを強いられた。






着替えなんて持ってないと言えば、なら、こっちで用意させると

可愛らしいワンピースを貸してくれた。






全然似合わねーなと鼻で笑われ怒りながらも

自分が迷子になったことなんて更々に感じさせない彼に救われた。






そこで始まったのがオセロだった。






「ちょっと! つよすぎだよ!

なんでそんなまわりばっかりとるの!」






「あーん? まわりからせめるのが、定石ってもんだろ」






「ジョーセキ……?」






難しい言葉を知ってるんだなあなんて

彼のオセロの強さも加味して頭のいい子なんだろうなと思った。






ひとしきり遊び終わったところで、

出された紅茶を前に彼に疑問をなげかける。






「あのさ、なんで会ったばっかなのに

そんなに私にいいことしてくれるの?」

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設定タグ:テニスの王子様 , 氷帝学園 , 跡部景吾   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 財堂若也さん» 応援コメントありがとうございます! 一応ラストスパートかけているつもりですが文章力と発想力が乏しくオチを見失いかけておりますw あと2シーズンくらいは要するかもしれません…すみません…気長に見ていただけると幸いです… (2020年12月31日 20時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
財堂若也 - ラストスパートかかってきた感じですか?更新頑張ってください! (2020年12月31日 19時) (レス) id: 7fa4fbfbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2ytluvuusham081 | 作成日時:2020年12月29日 12時

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