あまえたいま吉さん。２

女の子side ページ18

昨日今吉君がうちに来て

私は彼の彼女になった。

彼女になるつもりなんて無かったのに、

彼は私自身でもわからないくらい心の奥底に隠していた彼への気持ちを

あっさりと見破った。

彼への気持ちに気付いてしまった私は必死になってその気持ちを否定した。

否定できないとわかっても

付き合う事は無理だと思い続けた。

だって彼は今吉翔一だから。

結構強いうちのバスケ部

その主将で

その上成績優秀

毎日のように告白をされる

そんな人だから。

きっと私はからかわれてる。

きっと付き合ってもあっさり捨てられる。

もし本当に私の事を好きだったとしても

一時の気の迷い。

付き合っても上手くいきっこない。

きっと毎日が過ぎるごとに私は彼を好きになるだろうけど、

毎日が過ぎるごとに彼は私に飽きてしまう。

そんな風に思って、

ずっと彼への気持ちに蓋をして、

否定して

それなのに

付き合う事になってしまった。

昨晩

彼に抱きしめられた数分間

不思議な気持ちになった

幸福感と同時に胸が締め付けられるような苦しみ

痛くて痛くて

普通なら離れたいと思うはずなのに

もう少し

もう少しだけ抱きしめられていたいと思った。

彼が私から離れたとき、

ホッとした

だけどどうしようも無く寂しいと思ってしまった。

別れた後

次に会うのが待ち遠しくて仕方なかった。

朝になって学校へ行って

彼におはようって声をかけてもらって

嬉しかったのに

逃げてしまった。

彼の顔を見た途端

昨夜の事が思い出されて

凄く恥ずかしくなって

逃げちゃ駄目って思ってるのに

休み時間が来る度

彼に声をかけられる前に教室を飛び出して

全速力で逃げて

…..

きっと今吉君、呆れてる。

息抜き息抜きとか思って続き作ってしまったけど….→←久しぶりの更新すぎてどんな話だったか忘れたけど読み返したくない件。

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