【東京卍リベンジャーズ】零番隊隊長は静かに過ごしたい。

武道くん、遭遇し過ぎです。 ページ25

｢あの日からずっとあなたを探していました。
俺のこと覚えていますか？｣

突然に少女漫画のような言葉が耳を通る。

｢すみません。どちらさまでしょうか｣


すみません。記憶力がないもので。



｢そう、ですか。でも俺は覚えてましたよ。あの日からずっと。｣

｢とにかく、俺、Aさんが好きです。ずっと探していました。まさかこんなに近くにいたなんて。それこそ運命みたいじゃないですか｣

金髪に少し焼けた肌。

｢付き合ってください。｣

｢ごめんなさい。うーんと、まず貴方がどんな人なのかも分かりませんし、申し訳ないのですが、私は覚えていません。｣

｢…そうですか。なら、絶対好きにさせます。それで、また
告白しますから、覚えていて下さい。俺の名前は稀咲鉄太、
よろしくお願いします！｣




…おい。稀咲。やってんな？


俺がいるっつぅの。

ここにいる。俺が。花垣武道がいる。

というか、愛されすぎてんだよAさんは！！

なんで、お前も好きなんだよ。

っマジで。

それに昔からって相当一途だな？！おい！！

稀咲にぶつかられて、舌打ちされて、それで尾行したら、
これかよ。

ほんっとアイツに関わるとまともなことがねぇ。

というか、Aさんの人生波乱万丈すぎだろ。

苦手な人＝半間くん→←実は無気力じゃないのかもしれない。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す