【東京卍リベンジャーズ】零番隊隊長は静かに過ごしたい。

実は無気力じゃないのかもしれない。 ページ24

あの後みんなでケーキを食べ終わり解散となった。

パーちんくんは、これから彼女さんのご親族の方にもう一度謝罪に行くらしい。

Aさんのお陰で順調に未来が変わって来ている。

そんなこともあるんだなぁなんて思って。

そうすると、ドラケンくんが口を開いた。

｢Aなんだけどな、パーの彼女のご親族の方の所に言って頭下げてたんだよ。それでも最初は話すら聞けて貰えてなかったのによ、同じ時間に毎日毎日病院に通っては、彼女さんに挨拶して、看病して、それで段々ご親族の方にも心開いて貰っててよ。なんにも関心無さそうだけどよ1番に俺らのこと考えてんのアイツなんだよなきっと｣

そう言って目を細めるドラケンくん。

あぁだから、あの人はどこまでも優しいから皆から愛されるんだ。

そう確信した。

｢実は俺もさ、今日止められたんだよ。絶対まんじろうはそっちに行っちゃ駄目ってさ。｣

嬉しそうにはにかむマイキーくん。

｢また、今度差し入れしないと駄目っすね｣

目付きが悪いペーやんくんでも分かる。

幸せそうな顔。

Aさんが、いるだけでこんなにたくさんの人が幸せになれるんだ。

｢Aさんって偉大っすね｣

｢｢｢あぁ｣｣｣

｢アイツがいねぇと多分、東京卍會滅びてんじゃねぇかって
心配になるわ｣

ドラケンくんが鼻で笑うと、

｢確かに、翌日跡形もなく消えてたりして｣

｢いや、Aさんどれだけ権力持ってんすか｣

なんて言ってみんなで笑っていた。




｢ﾍｯﾌﾟｼｮﾝ、寒い、え、夏だよね｣





Aさん、案外、無気力じゃなかったりしたりして。

武道くん、遭遇し過ぎです。→←まぁなんやかんや緩いのが落ち着きます。

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