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私は萌音 に対して何言っているの…？と思うよりも先に、それがTrickstarの子達にとっても、私にとってもそれが1番いいように話が進むかもしれないと思うと、
心の底で何かストンと綺麗に落ちたような気がした
私はこの子達が…あんずさんが求めているキラキラを届けられないけど、萌音 なら…きっとあのアイドルとしてのキラキラを、、輝きを届けられる
萌音 のアイドルとしての輝きが凄まじいことは……私が1番知っている。
私が1番よく見てきた
元気いっぱいで明るいけれども、そう簡単には手が届かないように見せつける、、まるで一夜の夢を見せるような明るい魔女……
いや……その空間を…ライブの空間を自分だけを見るように支配するようなことから"華麗なる指揮者"と呼ばれていた。
そんな彼女なら私の代わり、、ううん。私以上の良い抜擢だし、私よりも評価もされているから、むしろこの話は萌音 に持っていった方がいい話だと思う
活動再開もしてない、輝きも何もかも失ったアイドルよりも…
活動も抑えてはいてもちゃんとしていて、世間からの認知度も評価も高い、アイドルとしてキラキラしている萌音 がきっと…………
私はふと儚げな表情が浮かんだ
これが1番考えるうる限りで1番のいいところ。そう最後に思い、ちらっとあんずさんの方を見た
あんずさんは何か言いたげな顔をして私を見ている。。この話に納得してなさそうな顔つきにも見えたけど、萌音 の提案にでも迷っているようにも思えた。
大丈夫だよ。あんずさん。私が後押しするから。
A「…萌音 が欲しいならこの話あげるよ。私は1度断った話だし、あんずさん…お嬢さんには申し訳ないけれども何度この話をされても受ける気はさらさらなかったから。
それに………この子達も人気アイドルの萌音 と共演なんてすれば一気に知名度は上がっていくと思うから…私なんていらないし。」
言葉を頑張って紡ぎながら、私はもっともらしい理由を述べた
最後の言葉を紡いだ時私が力無く、にこっと笑ったら……何故か萌音 は目を大きくさせ、神妙な顔つきをした
萌音 …？
また彼女の表情に違和感を覚えたが声をかけたところで何もならないし、意味もない、、
だから…気にしても無駄なんだ……
私はこういう時こそ持ち前の演技力を使うべき…と思い心は穏やかではないけれど、穏やかな顔つきを作り出し……
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作者名：sarai | 作成日時：2024年2月18日 2時
