頭領の部屋。 ページ15
「頭領、Aです。」
中から低い声で「入れ」と聞こえる。
さぁ、気を張れ私。
私は部屋に入り、頭領の前に座ってお辞儀した。
「本日の任務だ。」
一枚の紙を渡される。
「‥また密売組織ですか。」
ここ最近、砂と木ノ葉の間を行き来する組織がある。
その組織は人間の毒となる薬を作り、各地へ売って収穫を得ている。
「そうだ。今、一族の者が拠点を探している。そろそろ見つかるだろう。だが、今日は運んでいるところを殺せ。何か情報が得られそうなら聞いて来い。」
頭領が見つめてくる。
得られそうなら。じゃなくてその顔は得て来いってことでしょ。
‥つまり拷問しろってことか。
苦手だなぁ。本当に苦手分野。
でも従うしかない。
これが私の運命なのだから。
「御意。」
私はそう言って一礼し、部屋を出ようとする。
「A。」
だが、頭領の一声で止められる。
「なんでしょう。」
「封印は解いていけ。きっと向こうの組織も警戒している。」
「御意。」
解いていいんだ。じゃあ、楽勝かも。
私はそう思いながら部屋を出た。
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森田菜々子 - お願いあるんだけどいいですかな?narutoキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集でお願いします。メイ・チャンは木の葉隠れで姉のラストと長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年9月4日 14時) (レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りー | 作成日時:2018年9月2日 0時