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3話。 ページ3

私には、入学前から決めていたことがあった。





体育館のステージに上がり、マイクを持つ。

思い切り息を吸って、全校生徒の前で言う。









『生徒会長に立候補致する、宇佐見Aです。』









そう、生徒会長。




ただでさえ立候補者の少ない会長。

ただ会長になる意志と心構えを健全に言えば大抵は生徒会長の座をつかめる。





『どうか私に、清き一票を!』





自分から立候補とかすごいよねー
意志もありそうだし、この子で良くない?




誰も、寄せ付けはしないつもりだった。


なのに―――、

















「同じく、生徒会長に立候補する、松野カラ松です。」







「是非オレに清き一票を!」








今まで、男子が立候補をすることは少なかったらしく、新しい歴史が生まれるかもしれないという期待もあるのか、その男子生徒にわっと歓声が沸く。






けれど、私の敗因はそれではなかった。

















ねぇあの人めっちゃ格好良くない!?
あの人が生徒会長になったら、なんか学校の雰囲気も変わりそうだよね!









その男子生徒はイケメンで有名、そして6つ子としても有名だったのだ。






あの男子生徒が前に出たことで、完全に女子票は奪われ、完全に不利になった。


















そして結果も―――



















松野カラ松の大勝利。









『…。』








悔しかった。


ただそれだけ。







ただイケメンで、有名だったってだけで。



私の、今までの努力が全部崩壊。





























『副生徒会長になった宇佐見です。』









結局、私は副会長を務めることになった。






でも副会長なんて、


私は名前だけだと、そんなことを考えていた。









そして何より災難だと思ったのは、



















『松野さん、役員同士、よろしくお願いします。』



















「宇佐見…お前が副生徒会長か?」








『はい。』







































「ハッ…、俺のサポート、しっかりやれよ。」







『は…、』









何より、この生徒会長が、







性格に難ありのドS男子だったことだ。









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設定タグ:おそ松さん , カラ松 , キラ松   
作品ジャンル:アニメ
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殺鬼 - 無茶苦茶面白いです!応援してます (2018年7月30日 13時) (レス) id: 38d6181df5 (このIDを非表示/違反報告)
妄想腐女子 - すんごーーーーく面白いです!!更新頑張ってください!!応援してます!(●'д')bファイトです (2018年5月21日 21時) (レス) id: a872ecfe91 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり - カラ松君が生徒会長の学校は毎日が楽しそうですね!カラ松君の優しさにスッゴくキュンってきました!続き待ってまーす! (2018年4月8日 12時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
キラ松(プロフ) - 吉野さん» ありがとうございます!最近全然更新できずに申し訳ありません…、亀更新な作者ですがこれからもよろしくして頂けると嬉しいです!! (2018年3月29日 16時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
吉野(プロフ) - ずっと見てました!頑張ってください! (2018年3月10日 10時) (レス) id: dfe11901a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キラ松 | 作成日時:2018年1月4日 18時

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