【月永レオ】恋愛不器用ヘタレ王子【あんスタ】

番外編【レオるかPart2】 ページ12

「え、王さまの妹？」

「？…妹ちゃん、いるの？」

「leaderのSister…？」



「……こんなところにルカたんがいるわけないだろ、リッツ？」





　
　全員が、凛月が指差す箇所に向い視線を向ける。るかは、バクバクする心臓の中、もう出るしかないと思い、諦めてばっと草むらから顔を出した。

お兄ちゃんは、目を見開いている。




「……お兄ちゃん…ご、ごめんなさいっ、ぼく、覗き見るつもりは無くて…」



「るか…」



「…お兄ちゃん、ごめん、…………なさい、」






　視線が痛くて、お兄ちゃんが怒っているようにも思えて、ついボロボロと涙をこぼす。
なんか、情けないなって思って。視界の隅ですず先輩の姿も見えたけど、止まらない


お兄ちゃんは、数秒固まったけど、ぱっと笑みを作って、わしゃわしゃと頭を撫でてくれる。





「ダメだぞ〜！俺の可愛いルカたんの涙なんて見たくない、それに別に見られても良かったしな〜！るか、愛してるよ〜☆」


「…お、お兄ちゃん……？」




「るかが笑った方が、お兄ちゃん嬉しいけどな〜？」






　私を抱きしめると、お兄ちゃんはグルグル回る。

その言葉に嬉しくなって、ぎゅうぅと抱きしめれば、またわしゃわしゃと撫でられた。
いつもと違うお兄ちゃんでも、僕のお兄ちゃんだから。





「お兄ちゃん、ぼくのこと許してくれる？」

「勿論許すぞ〜、でも、お兄ちゃんお前らに俺の可愛いルカたん見られた事が凄く侵害だな！」


「はぁあ！？なんで俺たちまであんたのシスコンに巻き込まれなきゃいけないわけぇ！？」


「…あ、泉さんこんにちは」



「こんにちは、妹ちゃん。…じゃなくて、妹ちゃん人見知りじゃなかったっけ？」





　改めてじ〜と、私を見ている3人の存在に気づいて、私は少し後ずさる。
すると、お兄ちゃんががしっと腕を掴んでくる。



「よし、るか。人見知り克服だ！」

「ぼ、僕には無理だよ、お兄ちゃん〜！！」









(り、leaderがお兄ちゃんをしている…？！)

(司ちゃん、口調おかしくなってるわよ？
でも、王さまかっこいいわね〜)

(ふぁ…ふ、俺も妹欲しいな〜…兄なんていらないから)






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【高峯翠】緩いキス

新作ですヽ(*´∀｀)ノ

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