貴方は私に ページ1
「え?お父様達が?」
「はい直到着すると」
いつもの定位置の部屋の窓辺で本を読んでいると蘭希から突然の通告をされた
お父様達がもうすぐ煌帝国に来るって?
だけど…
「そんなに急に言われても」
煌帝国の方も迷惑なのでは?
「あ、大丈夫です大分前から煌帝国の方では準備をしていたようなので」
私は意味がよく分からず首をかしげる
……は?それってどういう
「姫様にだけ伝え忘れてたんです」
悪びれて何て全然してなさそうな顔ですみません……と言う蘭希の顔を見てわざとしたという事を悟った。
何故そんなことを……
「なので準備をしましょうか」
「準備?」
「国王様に会うから準備をするんです!!」
そう大きな声をあげて私が読んでいた本を取り上げた。え、ヒドイ。
「あ、ちょっと!!」
「早くしてくださいっもう一時間も無いんですから!!」
「えぇ!?」
早すぎるんじゃない!?
そんなこんなで何だか波乱の幕が開いたような気がします
* * *
「雅王国国王威槽寡様威陽美様がご到着されました!」
煌帝国に兵士の声が響きわたり、お父様達が到着した事を知らせる
その後からぱたぱたと数人の足音が聞こえた
「はぁはぁ間に合ったぁ…」
切れ切れの息を整えながら前へと歩み出る
その時私の肩が誰かにぶつかった
「あ、ごめんなさ……って紅炎様」
「……」
人は目を見て話をする生き物だと教えられたので、紅炎様の目を見るとその目が気をつけろと底知れぬ圧力をかけて訴えていた
……すみません
別な場所に移動しようとしたが、ここに居ろと言われたので、大人しく一歩引く
「…隣に来れば良いだろう」
「え、はい」
目上の方なので隣には行かなかったのだが……目が怖いので、隣へと移動した。
「紅炎様は何故此方に?」
私は行かなければいけないが、まさか紅炎様が居るとは思わなかった
すると紅炎様は私を横目でちらりと見て
「…お前の両親だ行かない訳にはいかないだろう?」
ちなみにこの言葉は意味合いによってはとても嬉しい事だ
「A」
「!!」
ずいぶんこの声を聞くのは久しぶりのような気がする
「…久しぶりだな」
誰もが見いってしまうような微笑みを浮かべて私の頭を撫でる人
「…お久しぶりですねお父様」
私も自然と微笑んでしまう
お父様はとても嬉しそうに更に笑みを深くした
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クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» ありがとうございます!!それと更新しました!!これから色んなハプニングを書く予定なので更新頑張っていきたいと思います!! (2014年8月12日 15時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - だから頑張ってください! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 気にしません! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» 暖かいお言葉が胸に染みます。本当にありがとうございます!!それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!!今後もこのような事が多々あると思いますが末長く宜しくお願いします! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - *ギーマ*さん» あ、ありがとうございます!!これから更新頑張っていくのでこの作品を見守っていていただければと思います。それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロエ・カナリア x他1人 | 作成日時:2014年7月25日 22時