40.2人だけ ページ13
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「…Aさん…」
「す、好き、です」
「…」
「…あなたが、
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あなたのことが、たぶん、
好きなんです…!」
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緊張で死にそうだった。
告白なんて初めてだった…
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「…Aさん」
「っな、何」
「顔、見せて…?」
「!や、やです!!」
「なんで?」
「だ、だって、私「顔が真っ赤だからですかィ?」
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こ、この人は…!
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「とにかく嫌なものは嫌です!」
「なんででさァ
俺のこと好きなくせに」
「す、好き、ですけど」
「見せな、顔」
体が少し離れて、
頬に手が置かれる
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私はやっぱり俯き気味で
沖田さんはじっと私を上から見つめてきて
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私の頬が熱いことくらい
沖田さんの手の冷たさで
嫌なくらいわかった
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「可愛い…」
「…っう、うるさいです!」
「キスしていいですかィ」
「!みんながいるんですから!」
「ちょっとだけでィ」
「だ、ダメなものは、だm「うるせェ」
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無理やり迫ってくる沖田さんに抵抗できず
そのままキスされる
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息ができず苦しくもがくと
少しだけ唇が離れて
息をする時間ができるが
すぐにまた塞がれてしまって
苦しみがつづく
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だけど、
何故だろう…
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こんな時間がずっと続けばいいのにって。
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そう思ってしまう私は
本当にバカだ。
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「…部屋行きやす?」
「行きません!!!」
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そこだけはしっかりお断り。
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作者名:毒りんごちゃん | 作成日時:2017年3月27日 9時