~番外編~ はじめまして沖田隊長 2 ページ2
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『…あ、おはようございます』
『…どーも』
廊下ですれ違うことが増えて
なんとなく挨拶するようになり
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『今廊下拭いてて湿ってるので
そこ、通らないでもらえますか』
『…すいやせん』
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若干ビビりながらも赤の他人ではなくなった
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『Aさんって可愛いよなぁ』
『でもちょっとピリピリしてね?』
『あぁわかるわ…
なんかこえーよな』
容姿がいいからか少しずつ隊士たちの間で
噂されるようになるものの
Aさんは動じなくて
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『…(ま、どうでもいいけど)』
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どうでもいい、
あの人は別にどうでもいい存在
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ただ、どこか、
心ん中に
心の端っこに
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引っかかっててとれない
気持ちの悪いものがある
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『なに!総悟が倒れた!?』
『あのバカ、大雨の中チャイナ娘と公園で喧嘩してたらしい
ったく、世話の焼けるガキだ…』
『総悟の様子はどうなんだ?』
『ぐっすり寝てやがる』
『そうか』
『…まぁ、大丈夫だろ
Aが看病しているらしいし』
『…そ、そうか…』
『…なんだ近藤さん、今の間は』
『いや、総悟のやつたしか…
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Aちゃんのことが苦手って…』
『…やれやれ』
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作者名:毒りんごちゃん | 作成日時:2017年3月27日 9時