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九十六話 ページ7
教室
教室にはあんまり人がいなかった。そりゃそうか。結構早く来たし。
真緒はどうやら来ているようだが姿は見えなかった。
どうせ生徒会室にでも行ってるのだろう。
凛月も姿は見えないけど、何故かは知らん。
やっぱ早く来すぎたか。
それ思ったらいつもめっちゃ早いんだな、北斗とかスバルとかあんずとか。
そして、数分経つと真緒がやって来た。
「お、真緒。おはよー」
「あれ、A？早くないか？」
驚いたような顔で聞く。
「気分」
「ああ、そうだったんだな……………」
「そういえば、スバルたちから聞いた話によると2のBはだいぶ騒がしいらしいねー」
「そういや、そうらしいな。平和な2のAとは違って」
「あー、でもスバルとかは騒ぐイメージだけど」
「時と場合によるんじゃない〜」
「うおっ、凛月。いつのまに」
「さっきから」
「そうなんだ、全く気づかんかった」
「………気づかれないようにしてたし」
「え？なんで？」
「大人の事情〜」
「え、ちょっとまって大人の事情とは！？」
急募、大人の事情とは
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作者名：サリー | 作成日時：2023年2月4日 14時
