第五話(2) ページ21
つぐみ｢ええ！ちょちょちょ、ちょっと！や、やめてください......！｣
男子高校生1｢ちょっとくらいバイトサボってもバレねえって(笑)おら、来いよ｣
英｢ちょっといいッスか？｣
つぐみ｢あ、英さん！ちょ、助けてください......！｣
男子高校生2｢あ？何だてめぇ、なんかあんのか｣
英｢店員が嫌がってるのでやめてあげてはどうですか？正直、うるさいし邪魔です｣
男子高校生2｢あ？てめぇ、誰に向かって言ってるか分かってんのか、ああ！？｣
英｢あんたらがどんな存在かは知りませんが、あんたらが騒いでるせいでこっちはイライラしてるんですよ。とりあえず、これ以上騒ぎを大きくしたくないんで、帰ってください。あ、この人の持ち帰りはさせませんよ？｣
つぐみ｢持ち帰りって......｣
男子高校生1｢おう、出てってやるよ！そのかわり、てめぇも出ろや。ボコボコにしてやっからよ！｣
英｢それは無理です。あんたらとの戯れで体力を無駄に消費したくないんで｣
男子高校生2｢おうここまできて逃げんのか！おら、来いや！｣
英｢......めんどくせぇ｣ｺﾞｿｯ
英｢僕は警察官だ。これ以上居座るなら不退去罪とみなす｣
男子高校生1･2｢っ！？｣
英｢あ、そういえば店員の腕を掴んでたよな。あの行為は暴行として見れるぞ？｣
英｢それと、無理に連れ出そうとするのは略取未遂。恐らく路地裏やら自分の部屋やらに連れ込もうとしてたんだろうが、連れ込んで逃げ出さないようにするのは軟禁になるぞ？おん？｣
男子高校生1｢チッ......！おい、行くぞ｣ｶﾞﾗﾝ
男子高校生2｢クソ野郎が......覚えてろ！｣ｶﾞﾗﾝ
英｢......一応、効果はあるんやな。助かった｣
つぐみ｢あ、ありがとう。英さんが居てよかったよ〜｣
英｢いえいえ、感謝されるほどではないので｣
客｢あの人って、もしかしてテレビに出てた人じゃない？｣ｻﾞﾜｻﾞﾜ
客｢嘘！？テレビで見た時よりイケメンじゃん！｣ｻﾞﾜｻﾞﾜ
つぐみ｢ひ、英さん？みんな見てるけど......もしかして、集まったりとかは無いよね......？｣
英｢......やばそう(笑)まあそうなったら、つぐみさん、対処オナシャス！あ、ついでに会計も｣
つぐみ｢え、えぇぇぇ！！ちょっと、英さーん！｣
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作者名：腹黒 | 作成日時：2021年4月12日 22時
