約束 ページ3
夏目「それデ、Aは、どうして僕を避けていたのかナ」
A「いや、別にそうわけじゃ…」
と夏目の方を向いて話すと、じゃあ、なにと目で訴えてくる。幼馴染で長いこと一緒にいたので夏目には何でもお見通しなのだろう。
夏目「まぁ、Aのことだからラ理由は大体わかるけド、無視されるのも嫌だかラ、こうしよウ♪」
と、悪戯っぽく笑う夏目
うっ、嫌な予感。幼馴染だから感は大体当たる。
夏目「これからは毎日一緒に登校すル。一緒な高校だシ、それにAに拒否権はなしだネ♪」
予感的中。
A「わ、分かった。でも朝だけよ」
夏目「なにいってるノ?帰りもだけド」
な、なにぃぃ!?
A「学科違うから、帰りの終わる時間もバラバラだけど…」
夏目「じゃあ、待ってるヨ」
と、なに当たり前な事を言ってるんだと言う顔をして言ってくる夏目。あぁ。マジなやつだ。夏目は一度行った事は絶対守る人だから、絶対帰りも待っているのだろう。これじゃあ私が夏目と親しいことが周りにバレてしまう。それはまずい。
A「わかった、わかった!だから、私が夏目のいるアイドル科まで行くから、普通科には来ないこと!それでいい?」
夏目「いいヨ。僕はAと帰れればそれでいいしネ。じゃア、約束の魔法。」
と、言ってゆびきりげんまんをした。
これも魔法なのか…?
そうしているうちに学校の門も前に着き、じゃあと言って夏目と別れた。
なんなの…と思う朝であった。
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作者名:凛華 | 作成日時:2020年7月26日 14時