疲れちゃった七つ子の末っ子長女のお話

十二松・障害 ページ12

父「い…今、なんて…」

母「コヨ松からは兄さん達に言うなって口止めされてるんだけど…！」

母「あ…あの子…」

病室

主「ボヤァ)」

外

母「事故のショックで…

味覚と嗅覚に障害が出ているの…！」

一日前

主「母さん俺を出来るだけ早く退院させて」

母「⁈」

主「あっ！あと俺の目と味覚の事は兄さん達には黙っといて」

母「っ…分かってるの⁈今の状態で日常生活を送る事がどれだけ大変か‼それもそれも隠してなんて‼!」

母「此処が嫌なら別の所行きましょうもっと大きな病院で…‼」
主「母さん」

主「医者が言ってたじゃん心なんとか性？の物だって。だったらここにいたって治る保障ないし家に帰ったら案外すぐ治るかもしれないよ？」
主「要は気持ちの問題でしょ俺は、ここより家で生活したい」
主「お願いっ！俺のわがまま聞いてよ♡」

母「…コヨ松」
母「仮に帰れたとしてもその状態でどうするの？」
母「あの子達にはきちんと話すべき…」
主「それはダメ」

主「今回俺が怪我したのは、全部自分の責任だし俺が勝手に足踏み外して勝手に怪我しただけ。
兄さん達には関係ない」

主「兄さん達優しいからさぁこの事知ったらきっと自分達のせいだと責任感じちゃうと思うんだ」

主「そんなの絶対ダメ」

母「……」
母「コヨ松…」

主「だから兄さん達に言わないでお願い…します」
スッ

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